「デブはマネージャーになれない。昇進もできない。社会における敗北者だ。」
これは、ニューヨークでジムインストラクターをしている友人に聞いた話です。
アメリカでは「デブはマネージャーになれないし昇進もできない」そうです。自分の管理すらできない。なのに会社の管理やお客さんの管理ができるわけない。なので社会的に悪いイメージだ、と。
だから「Go to GYM」と彼は口すっぱくあらゆる人に「ジムへ行け、そして成功しろ」と啓蒙しています。
僕も彼に触発されて体を鍛える楽しさに目覚めたひとりです(笑)。
「自由と独立」という言葉にも象徴されるようにアメリカは個性を認められる社会というイメージが強いです。
が、『社会的な地位」で言えばデブ=下に見られる風潮があるという現実があります。
すなわち
自己管理できない人間
=社会における敗北者
であるということ。
今回、スウェーデン精神科医のアンデシュ・ハンセン氏が書いたスマホ脳を読んでいて、「自分が管理できない人間は成功しなくて当然だな」と思いました。
というより、僕自身、知らないうちにスマホに支配されていることに気づけたので本当によかった。
ブック&カフェで「スマホ脳」を見つけ手にとると目が離せなくなった…
いつものように本屋とカフェが併設されているお気に入りのカフェに行っていました。
相変わらず平日の昼間はガラガラで静かなので居心地がいいです。
で、美人のカフェ店員さんにカフェモカを頼んでテーブルについてから、いつものように本屋の方へ向かい、何かいい本はないかと探していたんです。
人気書籍コーナーにこの「スマホ脳」という新書が置かれていて何気なく手に取りました。
パラパラとページをめくって立ち読みしていると…
「は!?」
と頭をハンマーで殴られたかのような衝撃を受けましたね。
その直後急いでレジに駆け込みこの本を購入しました。
なぜなら、そこに書かれていることひとつひとつが最近の僕にほぼ当てはまっていたから。
さらに上を目指すために今すぐこの本を読まないと一生後悔する、と感じたんです。
- 意味もなくスマホを開き、SNSでタイムラインを眺める
- YouTubeでひとつ動画を見るとなぜか次々別の動画を再生して日が暮れている
- SNSを見た後、なぜか疲れてその日何もしたくない無力感に包まれる
- スマホが「ブーッ」と音を立てるたびにそれが気になって作業が中断され、いつのまにかSNSのタイムラインを眺めている
そうやってぶっちゃけ1日のうちのかなりの割合を『スマホに支配されている』感覚がしていたんですよね。
その原因が精神科・脳科学の視点から淡々と説明されていました。
多分、この本を読むことがなかったら何も知らないままSNSをダラダラ眺めて人生の時間を浪費し、スマホが鳴るたびにエサを与えられる時間になると騒ぎ出す動物園のサルのように無意識にスマホを手にとりボーッとタイムラインを眺めて時間を浪費して「自分がスマホにコントロールされている」とは知らないまま生きていたと思うとゾッとします。
目標を達成したい。何か自分を変えたい。
もっと充実した人生を送りたい。
そういう人がまず「目標を達成するための行動」を起こす前にこの本を読むべきです。
でなければまずスマホに足を引っ張られて本当にやるべきことに注ぐ時間を持てないまま挫折して終わると思います。
当たり前ですが時間は有限で平等。
その「与えられた時間」の内をどれだけスマホに奪われているのかを気づけなければそもそも使える時間、すなわち可処分時間を把握していないのと同じです。
自分の使えるリソースを把握できていないビジネスマンなど、ビジネスマン失格。
というより、自分を律することができない人間が他人を成功させるとかまず無理。
そういう意味でも経済的に成功したいとか自由なライフスタイルを送れるようになりたいとか、もっと自分らしい生き方をしてみたいという「野望を内に秘めている人」は迷わずこの本を手に取りましょう。
レジへ向かって、この本を買いましょう。
そして静かなところへ向かいましょう。
もしくはカフェでコーヒー1杯とこの本を置いて集中して読みましょう。
人生の見え方がガラッと変わることをお約束します。
目標達成術とか自己啓発本を読むよりまずこの1冊を読む方が現実が変わり始めるはずです。
スマホ脳を要約すれば「SNS依存はギャンブル中毒者と同レベル」という話
スマホ脳で言われていることを一言でまとめればコレだと思います。
SNSに依存している人はギャンブル中毒者と変わらない。
もっと悪く言えば『スマホでSNSを眺めて気持ちよくなる』
という麻薬をキメて気持ち良くなってるのと同じです。
いわば無料のパチンコ、カジノポーカーにハマっているのと変わらない。
細かい内容は省きますが、
SNSで次々と新しい刺激を受けたり、嫉妬や羨望によって感情を動かされてドーパミンが出る状態というのは『ギャンブルで当たったりハズレたり」した状態と極めて似ているそうです。
美しい美女の画像を見てドキッとしたり、自分より経済的に成功している人が美味しい寿司を食べていたり、海外を旅行しているのを目にしたりする時に出るドーパミンはギャンブル中毒者の脳の状態とほぼ変わらない。
タイムラインを開くたびに毎回毎回そういう「気持ちのいい刺激」が得られるのを脳が覚えると、自分でも気づかないうちに脳がそれを求めるようになってSNSに依存していく、ということです。
この「無意識に依存している」というのがヤバい。
実は僕もこの本を読んでいる途中、スマホが「ブーッ、ブーッ」と音を立てた瞬間に無意識にスマホを手に取り通知を確認していました。
で、今まさに本で読んだようなことを無意識に自分がやってしまっていることを自覚しました。
いえ、当たり前のことに思うかもしれませんが、もうこの時点で「スマホに動かされている」ということなんですよ。
しかも内容は大した用件ではなくて「LINE占いの通知」でしたからね。
そのどうでもいいようなレベルの通知によって僕の読書時間は中断され、おまけに集中力も途切れたわけです。
これがどれだけ生産性をムダにしているかと思うと…スマホにいちいち人生の貴重な時間を奪われている自分が急に情けなくなって、スマホの通知機能をほぼすべてオフにしました。おかげでスマホはおとなしくなりましたね(笑)。
スマホ脳を通じてデジタルデトックスを始めよう
個人的にこの本は「スマホでSNSに依存する怖い話」といった感じです。
アレです。「タバコは体に悪いというデータを色んな角度から散々教えてくれる喫煙者のためのリハビリ本」と同じです。
なのでどうしても具体的にどうすべきか、というところが足りない。
僕が実際に行動を起こすきっかけになったのは、元カリスマホストのローランドの動画を見てから。
彼のデジタルデトックス(脱スマホ生活)の動画が個人的に本格的にスマホ離れ、スマホと適切距離を保って関わるキッカケになりました。
というより「スマホに支配される人生ってカッコ悪い」と感じて行動を起こしました。
ぜひ、見ておくといいと思います。
スマホ脳を読まなきゃ人生成功なんて夢のまた夢の話
個人的な結論はコレですね。
スマホ脳の内容を知らない人は一生スマホに支配されるような人生を送って人生をムダに浪費し、何も大したことを成せないまま、そのまま老後を過ごすことになるでしょう。
無意識にスマホに脳を支配され、
SNSでタイムラインをぼーっと眺めて1日の貴重な時間を潰し、
目標を達成するための行動に費やす時間がムダに浪費され、
パブロフの犬みたいに通知が来るたびにいちいちスマホを気にしていては集中して何か物事に取り組むなんてまず不可能です。
というかそんな他人に支配されているような人間に成功なんてまず無理。
モテたいとか、
カッコよくなりたいとか、
痩せたいとか、
金持ちになりたいとか、
もっと自分らしい人生を生きたいとか、
そう考えている人は迷わずさっさとこの本を買って読んで依存していることを自覚することで、人生の貴重な時間を本当に必要なもののために使いましょう。
そういう意味でスマホに支配されている人はアメリカで言うところの「いつまでたっても昇進できないデブ」と変わらないな、と。
自分で自分に対してそう思って、SNSをダラダラ見ている自分がバカらしくなりました。
自分で自分を管理できないくせに成功を思い描いたところで無理。
そもそも自分がどれだけ自分を管理できていないかとまず自覚するリハビリから始めないとお話にならないな、と感じました。
というか、この本を読んで僕自身、1日の貴重な時間をどれだけスマホに奪われているかをよーく自覚しました。
スマホの通知機能をオフにし、YouTubeアプリとTwitterアプリを削除して、「ブラウザからわざわざログインしないと見れない状態」というめんどくさい状態にすることでようやく依存状態から離れることができました。
おかげで、こうしてコンテンツを書いたりすることに集中できるようになっています。
なので、結論。
TwitterとかYouTubeをダラダラ眺めているヤツは一生成功しません。無理です。
まずスマホに脳を支配されていることを「データと研究で自覚する」ところから始めるためにこのスマホ脳を買って読みましょう。
今すぐ本屋に行ってレジで買いましょう。
そしてスマホの電源をオフにし、コーヒー片手にじっくり読んでみてください。
自分がどれだけアホみたいにスマホに人生をコントロールされているのか、それがよくわかるはずです。
あと、スマホをぼーっと眺めて誰かの人生とか成功とか与太話とかずっと眺めて貴重な人生を浪費するもったいなさに気づきましたね。
たまには癒されたり笑ったりするために触れるのはすごくいい。
あくまでそれは「休息」のため。
自分で自分の人生を前に進めていく方が人生楽しいと改めて気付かされました。
自分の人生を生きるためにもこの本は必須レベルです。
僕たちは「スマホ=体の一部」になっているからこそ、今一度スマホとの付き合い方をよーく考えてみるべきだと思います。
そのための貴重な第一歩になるのがこの「スマホ脳」ではないかと思うわけです。
別に成功なんてどうでもいいし、ラクして楽しく暮らしていけりゃそれで満足なんていう人はこんな記事を読んでないでさっさとTwitterなりインスタグラムなりTikTokなりを開いてぼーっとタイムラインを眺めて人生の貴重な時間をムダに浪費し続けて、老後になってから「あの時もっと行動しておけばよかった」と後悔していればいいと思います。
では。
P.S.
ゲームに依存した男の末路を知って、あなたはおかしな人生を歩まないようにしましょう。