どうも、らいあんです。
旅先の旅館でMacBookをカタカタしています。
ちょうど先ほどまで
旅館の和室で畳の匂いを鼻に吸い込みながら、
壁時計のカチッカチッという音しか聞こえない静かな部屋で
窓際から海の景色が目に飛び込んでくるイスに腰を下ろして
Kindle Paperwhite 片手に本を読んでいました。
こう、なんといいましょうか。
人生をゆったり味わっている幸せを感じて心が感動に震えているような気がします。
この後、天然温泉にじっくり浸かったあと、近くの温泉街をぶらぶらしてくる予定です。
昔は温泉街でお客様をおもてなしする側だった時期もあったんですけど。
人生をゆったり味わう感覚に浸かれる日が来るなんて思ってもいませんでしたね…。
日常とはちょっと違う非日常を感じさせる空間に身を置いていると、今まで出てこなかったようなアイデアが生まれてくる気がします。
何より、
「解放時間内に温泉に入らなきゃ!」とか
「早く観光地を巡らなきゃ!」とか
「せっかくの休日に来たんだから思いっきりリフレッシュしなきゃ!」
みたいな気合を入れる必要がないっていうのがいちばんいいですね。
…そろそろ本題に入ります。
ワードプレスアプリで改行ができなくてスマホ1台で執筆するというスタイルが実現しにくい
こうやってあちこち旅したり、日常的にあまり腰をどっしり据えることが減ってくるとMacBookを何時間も開くことがだんだん苦痛になってきます。
やるときは一切の誘惑を断つためにホテルの部屋を予約してそこに1日中引きこもってひたすらコンテンツ作成することもあるんですけど。
基本的に旅先でパッとアイデアを思いついてコンテンツを作りたいというタイミングがすごく多いんです。
このブログもほとんどのネタは旅している途中に生まれてます。
それをメモっておいて部屋についた時にMacBookを開いて執筆に至っている感じです。
ある時はオーディオブックを聞いていて「これいいな」と思ったアイデアとか、とある景色を見てふと思い浮かんだことから派生して思索にふけっているときに生まれたものとか。
そうやって旅を通じて生まれたネタがこのブログ全体のうちの95%くらいです。
特に飛行機で空の旅をしている時や新幹線、電車での移動中にオーディオブックや音声教材を片っ端から聞きまくっているので。
そのタイミングで「コレ、使えそう」というアイデアは必ずiPhoneでメモしているんです。
で、その度に思うのが「iPhoneでワードプレスを執筆できたらなぁ」という願望。
実は、リリースされた当初から一応スマホにワードプレスアプリがインストールされているんです。
でも、使うタイミングはブログの細かい修正とかぐらいです。
記事タイトルが物足りないなと感じてパッと編集したり。
誤植とか文字の変換ミスを発見してそれをパッと修正したり。
わざわざMacBookを開かずともポケットからスマホを取り出してパッとブログの修正ができるので割とかなり重宝しています。
ただ、執筆になるとどうでしても不満が消えませんでした。
それが、改行です。
例えばこの行を、
…こうやって1行分完全に開けて文章に若干のリズムを持たせたいなという時、ワードプレスアプリだとうまく反映されないんですよね。
やるとしたらbrタグを無理やり打ち込むくらいしかありません。
個人的に文字が詰まっている文章は読みにくいと考えているので、できれば自由に改行したいんですよね。
ちょっとうまいやり方がないかと模索中です。
なので基本的にiPhoneのメモ帳でパパパッとメモして雑にまとめたものをこうして文章化している感じですね。
ワードプレスアプリで改行がダメなら、ブラウザ版はどうか?
iPhoneでも一応ワードプレスのブラウザ版は開けます。編集もできます。
ただPCブラウザと比べると反応が遅すぎてイライラがすごく溜まりました。
あと、編集を自動保存してくれないタイミングがあって、1時間くらいかけて執筆した投稿が消滅したこともあります。
なのでスマホでのワードプレス執筆はオススメしません。
基本的にワードプレスはMacBookか、もしくはiPadで執筆している感じですね。
ただ、もしワードプレスで改行が反映されるようになったり、文字の大きさをカンタンにいじれるようになったり、文字色を変えられるようになれば、もう旅する時にMacBookすらも持ち歩かなくなるかもしれません。
旅先でポケットにスマホ1台で執筆するライフスタイルが実現します。
というかぶっちゃけわざわざMacBook持ち歩きたくないタイミングもあります。
ポケットにKindleとスマホと財布だけ突っ込んでブラブラ旅しながらコンテンツ書いたりしたい。
で、おそらく3点(改行の反映、文字サイズ、文字色)がワードプレスアプリでカンタンに使えるようになれば間違いなくスマホユーザーがワードプレスを執筆するのがグンと楽になります。
当然、パソコンは持ってないけれどワードプレスブログを開設してブログを書いて情報発信を始めたいという人がどんどん使うようになっていくはずです。
最初の細かい初期設定さえ済ませればあとやることは「記事を書く」だけですからね。
「え?あのワードプレスがスマホ1台で執筆から投稿までサクサクできるの?しかもワードプレスアプリの使い方もカンタン!?」
とかなったらアプリのユーザーは間違いなく爆増します。
もちろん宣伝の仕方次第だとは思いますが。
僕みたいな旅しながら執筆しまくりたいという人は例外だと思いますが、
日常的に忙しくてなかなかパソコンの前にどっしり座れないという人には大ウケするんじゃないかなと。
いわゆるまとまった何時間よりも空いた30分が1日の中でいっぱいあるタイプですね。
その合間にパパパッとワードプレスにコンテンツの投稿ができれば間違いなく生産性の高い時間を過ごせると思うんですよね。
ぶっちゃけ、パソコン画面の前に座っていきなり真っ白な画面に文章をカタカタ打てることはほとんどいないので。
アイデアが出てきた時にスッとワードプレスに投げ込みたいなと思う時すらあります。
今回書いているこのコンテンツも、旅先の温泉街で「あ、これいいかも」と思ったアイデアをスマホからワードプレスに投稿しようとしてうまくいかず、ワードプレスアプリに不満を持った感じですから。
「せめて改行だけでも…。あわよくば文字の大きさとか文字色も変えられたら…。」
こうだったら最高なのに、というアイデアが出てくるとアプリ開発を外注したらちょっとしたキャッシュになるかもしれませんね。
まぁ、それは置いておいて。
なんでこんな話をしたかというとですね。
顧客の不満とか願望をキャッチしておくことは会社の成長にとんでもない影響力を与えるんですよ。
Microsoftが急成長を遂げた鍵はクレーム収集にあった
これ、何の本で読んだか忘れてしまったんですけど。
Microsoftが初期の頃にまだまだソフトが未熟で問題だらけの時期。
このままだとユーザーの不満が爆発してヤバい時。
クレームとか問題とかバグ報告とかを書き込める掲示板を立てたんです。
しかもMicrosoft主導で。
で、そこに投稿されたあらゆる問題点をひたすら改善しまくり、アップデートしまくり「こうしたらいいのでは?」というアイデアもユーザーから取り入れてそれを考慮に入れ。
そうやって現在のような使いやすいソフトウェアが誕生したと言われています。
要するに初期の頃に顧客の声を反映させまくって今のMicrosoftのソフトウェアがあるんですね。
多分、社内の専門家たちがあれこれ会議したところでなかなか「そうそう、それが欲しかった」というものにはなりません。
何が言いたいかというとですね。
「顧客の声、クレーム、不満」っていうのはチャンスなんです。
もちろん、理不尽なものもあったりしますけど。
少なくとも何かしら不満が起きて→クレームという流れがあるわけじゃないですか。
その根本要因は何かを特定して改善すると、びっくりするぐらい変化が起きることもあります。
顧客の声をそのまま聞くと失敗する
ただし、注意しておかないと痛い目をみることもあります。
これは僕も注意してるんですけど、そのまま真に受けて反映するのには気をつけてます。
というのも、その声は「本当のお客の声か?」というのが大事だからですね。
マーケティングは差別だ。
なんて言い方もありますが。
要するに「そこにあったお客のイメージ」というものがあります。
たとえば、お水1杯1000円するような料亭だと、それ相応のお客が来ますよね。
いわば「価格」が敷居になって来る人を選ぶわけです。
「1杯1000円のお水が高い」と感じる人は来ないわけです。
あと一見さんお断りのお店もそうですね。
紹介でしか入れない高級料理店とか。
逆にマクドナルドは100円のお小遣いを持つ子どもから自由に利用できる価格帯です。
で、僕ら個人の情報発信者はこの「誰をお客にするのか?」という視点がめちゃくちゃ重要です。
この視点が抜け落ちていると下手すれば、コンテンツを増やせば増やすほどだんだん誰にも見向きされなくなってネットの海に埋もれていく、なんてことが起こります。
メディアとしてはコンテンツ量も増えて、内容も充実しているのに、だんだんアクセスが減っていって、広告収入も減っていくことがあります。
で、そのまま大量のコンテンツだけが残された誰にも見向きされないブログが出来上がります。
だいたいそういう方向性がよくわからなくなって迷走しているブログはしばらくすると閉鎖してますね。
儲からないブログメディアはそうやって消えていきます。
なぜかというと、お客を選んでいないから。
例えば僕のブログは基本的にど初心者を相手にしていません。
これはあえて、です。
なので初心者の人は僕のブログなんかよりももっと丁寧に解説している人のところへ行くわけです。
あと、文章が読めない人も相手にしていないですね。文量があるものを読めない人は途中で離脱しているはずです。
それも狙ってやっています。
なぜなら、僕が求める理想の読者像が決まっているから。その人の属性に似ている人を集めるためにあえてあれこれ意識しています。
いわば、合う人には合うけど、合わない人にはとことん合わない、というのを意識しているんです。
そうすることで僕自身「誰に向かって発信していくのか?」というのも明確ですし、ブログにたどり着いた人からしても「お、これは自分に合ってそうだな」と感じて長居してくれる可能性が上がる。
あわよくば僕に興味を持ってメルマガ登録してもらえたら最高ですね。
みたいな感じです。
…これって「差別」ですよね?
「文字読めないやつは来るな」
「旅に興味ない小遣い稼ぎの人は来るな」
「勉強しないで経済的自由をつかみたい人はお断り。お出口はコチラ。」
といった感じです。
そうやって「お客を選んで」いるから刺さる人に刺さるわけです。
じゃあもし僕が、もらうお客の声を片っ端から反映しまくって、
- ワードプレスの初期設定をわかりやすく説明し出したり、
- いきなり香水のレビューをし始めたり、
- コンビニの新作パンのレビューとかをし始めたら
間違いなく本当に来てほしい読者はどんどん離れていきます。
「あ、なんか違うわ」といって離れていきます。
で、誰に向かって発信しているのかもわからない意味不明なブログが完成し、無事そのまま大して収益も上がらず、ブログ閉鎖への道を辿ります。
なので、「差別」することで本当に来てほしい人に居心地の良い空間を演出しているわけですね。
つまり、
あれこれテキトーに「お客の悩みだから」といってあれこれ混ぜまくっていると、
「マグロ海鮮丼を添えたビーフカレー&イチゴショートケーキ風味のラーメンコーヒー」
みたいな気持ちの悪いものができあがってしまうよ、というお話ですね。
不満の声に耳を傾けるのはもちろん大切です。
顧客視点に立つための手段のひとつです。
ただ、本当の読者・本当のお客の声を聞けているか?
それは果たして本当に求めている理想の読者か?
というのを考慮せずテキトーに反映させるのは、自分の首を絞めてしまうかもしれませんよ、というお話ですね。
P.S.
ようやく執筆が終わったのでこれからゆっくり温泉に浸かって、そのあとは温泉街に繰り出してきます。
個人的に温泉街の夜の雰囲気がすごく好きです。
オレンジ系の暖かい色をした灯りに照らされる石畳の雰囲気がすごく好きでよくカメラで写真に収めています。
では、ここまでお読みいただきありがとうございました。