僕はクソダサい中途半端なセミリタイア生活を過ごしていた…。

laptop

MacBookを開き、文章を打ち込む。

 

すると、

ブーッ、ブーッ

という音と共に通知が届く。

 

「〇〇さんが商品を購入されました!」

 

多い時は1日に2桁万円に届くこともあった。

 

何もしなくていい。

 

なぜならコンテンツが勝手に働いてくれるから。コンテンツが教えて、行動させて、受け取った人を導いてくれるから。だから自分が手を動かさずとも勝手に学んで行動して、その人から感想が届く。

 

これ、もはや自分は死んでもいいんじゃないか?

と。

 

なぜなら、自分がいなくなろうが一度作ったソレは変わらず誰かに教え続けるからだ。

 

最初の頃はひとつ通知が届くたびに歓喜で心が震えた。

 

「これで自由だ!」と叫んだ。

 

有り余った時間を使ってあれこれやってみた。

 

平日の昼間からカフェに行って読書。

 

平日なら混んでいないから旅に出てあこがれの京都へ。

 

歴史の風情を感じさせる街並みを眺めつつ昼間から飲むビールは最高だった。

 

他にもオーストラリアに飛び出したり。

 

スリランカで瞑想の師匠のもとで2週間修行を受けたり。

 

北海道に旅をして温泉にボーっと浸かっていたら、旅人のカップルと出会った。その2人と意気投合してそのまま北海道を横断旅行したり。

 

時間とお金に縛られなくなるとやれることの選択肢が一気に広がった。

 

ある時はAmazonで本をガーーーーーーーーッと100冊近くくらい買って数週間ひたすら読書に没頭した。

 

 

でも、途中から1日中部屋に引きこもってテレビゲームに没頭するようになった。

 

朝、10時にベッドから起き上がる。

5時間ぐらいゲームする。

 

「腹減ったな。何か食べるか。」

 

スマホを開くと通知が届いている。

 

「〇〇の報酬発生通知のお知らせ」

 

カチッ。

 

スマホのサイドボタンを押して閉じる。

 

よし、コンビニに行くか。

 

そうやって数ヶ月の間ずっと朝から晩までひたすらゲームゲームゲームゲームゲームゲームゲームゲーム。食べる。寝る。ゲーム。ゲーム。食べる。ゲーム。ゲーム。ゲーム。寝る。ゲーム。ゲーム。ゲーム。寝る。ゲーム。ゲーム。食べる。ゲーム。ゲーム。ゲーム。ゲーム。ゲーム。食べる。寝る。

 

高校生の時ですら1日14時間を越えてゲームをしたことなんてなかった。もしかすると高校の時にゲームがほとんどできなかった反動がそこに来ていたのかもしれない。

 

ある時は、仮想空間で冒険の世界に飛び出す。見たこともない壮大な平原を歩き、モンスターと戦い、経験値を経てレベルを上げ、ファンタジーの世界を旅をしながら仲間たちと出会い。巨大なボスを倒したときの爽快感が気持ちいい。

 

ある時は、銃撃と爆撃の音が鳴り止まない戦場へ繰り出す。用意された銃を使って向かってくる敵を撃ち倒し、戦場を駆け回った。

 

ある時は、ゾンビだらけになった街で生存者を探す警官になった。人間の倍の大きさのゾンビからずっと追いかけ回されるハラハラ感がたまらなかった。

 

ある時は、武器1本で10000人の敵を薙ぎ倒す歴史の武将になって戦場を無双した。

 

ある時は、異世界に飛ばされた少年になって、世界の破滅に立ち向かう少女と共に世界を救う旅をした。

 

ある時は、戦場に単独潜入する兵士となり、敵に見つからないように任務をこなした。

 

ある時は、100年間眠りについていた勇者となって、己の記憶を取り戻す旅をしながら、世界を救う命運を握る冒険をした。

 

よし。やったぞ。クリアだ。」

ゲームがひと段落してヘッドフォンを外すと部屋は一気に静まり返る。

電気すらついていない真っ暗な部屋に響くのは「カチカチ」という壁時計の音だけ。

 

さっきまで朝9時だったんだけどな…。

 

いつのまにか日が暮れていた

 

そしてある日…

 

…ワードプレスをいじっていたらサイトを開けなくなった。専門家の人に相談してもお手上げだった。

 

それは今思えば、神様からの愛のムチだったんだと思う。

 

「おい、クズ野郎。目を覚ませ。」

 

と。

 

やってしまった。

 

毎月ポツポツと稼いでくれていたサイトを自分の手でポシャらせてしまった。

 

その時、ハッと目が覚めた。

 

自分はこの半年ずっと何をやってたんだろう。

 

旅に出たり、美味しいものを食べたり、買ったことのなかった腕時計を買ってみたり、今までお近づきにすらなれなかった女性と縁があったり、好きなだけ読書をしてカフェで1日を潰したり、

 

すべてある意味、自分を満たすための行為だった。

その最終到達地点が「ゲームという仮想世界」だった。

 

ずーーーーーーーっと、

何も生み出していない。

何もしていない。

 

学生だったら勉強して将来へ進む知恵を蓄えるだろう。

 

社会人だったら与えられた仕事をこなし、その労働の対価として給与をもらう。

 

主婦だったら子育てをしてパートに家事に毎日大忙しだ。

 

じゃあ、お前はなんなんだ?

 

何もしていない。

 

何もせず、1日中部屋に引きこもり、18時間ぶっ続けでテレビ画面と向き合っていてもコンテンツの購入通知が届く。

 

だからなんなんだ。

 

お前は何もやっていないじゃないか。

 

 

サイトがぶっ飛んだ。

 

ぶっ飛んだというより自分で消滅させた。

 

お前、馬鹿だな、と思った。

 

 

その時ようやくクソダサい自分を自覚した。

 

何も成していないじゃないか。

ちょっとばかり食っていけるだけの余裕ができただけ。

 

ちょっとばかし贅沢ができるようになっただけ。

 

ただそれだけ。

 

 

1日中引きこもってゲーム三昧の日々がお前の人生なのか?

 

その数ヶ月間、何も生み出していない。

 

「お前の人生、そんなんでいいの?」

 

誰かにそう言われたような気がした。

 

何より、

自分の生み出したコンテンツを通じて「勉強になりました」とか「おかげで変われました」とか「いつもやる気につながっています」という声を貰えているのに。

 

今のお前は何もしてないじゃないか、と。

 

そんなやつにいったい誰がついてくるんだ?

 

そんなダサい生き方してるやつの背中にいったい誰がついてくるんだ?

 

 

成功した後より成功するまでの過程の方が時間の密度が濃かった。

 

毎日、学んだ知識を活かすために頭をうんうんうならせていた。

 

普段から慣れていない勉強という行為に頭痛がしていた。

 

で、勉強した内容を実行して結果が出ないと落ち込んで「なんでなんだ!」と叫んだ。

 

また勉強し直して今度はうまくいって「よっしゃ!」とパソコンの前でガッツポーズしていた。

 

数万円のコンテンツの購入ボタンを押すのすら指がプルプル震えて、「これで絶対結果出す」と決めて毎日のようにコンテンツをむさぼるように読んだ。

 

同じコンテンツを何十回、何百回と復習してひたすら己の頭を改造しまくった。

 

朝起きてすぐ、移動時間、寝る前、常に耳にイヤフォンを挿して24時間ずーっと聴いているレベルでひたすらオーディオブックを聞き続けた。

 

ある日、耳から血が出た。

耳鼻科に行くと「イヤフォンつけすぎ」と怒られた。

 

ある時は、部屋にいて勉強しようとすると疲れて寝てサボるから、外に飛び出して吹雪の中ずーっとオーディオブックを聞いた。聞きづけた。

 

そして、得た知識をもとにして行動を起こした。

 

最初は当然、うまくいかない。

というより失敗した記憶しかない。

 

失敗、失敗、そしてまた失敗。

それを何度も繰り返した。

 

ある日、口の中から錆の味がすると思ったら血が出ていた。

 

また別の日は、

 

 

「ん?紙にポタポタ赤い液体が垂れてるな。インクか?」

 

と思っていたら

 

PDFコンテンツを印刷した紙に鼻血が垂れていた。

 

 

体に異常をきたすくらい勉強に没頭した。

 

己の人生変えるぐらいならこの程度、たやすい。

 

そう思ったから。

 

 

勉強し、行動し、失敗し、反省し、経験値を積み重ねる。

 

それを繰り返すことによってだんだん成果が出始める。

 

毎日毎日、誰かに価値を提供するためにひたすら動き回っていた。

 

そのために学び、自己投資を重ね、経験値を積み上げていた。

 

その結果、喜んでもらえる人が生まれ、ファンが生まれていった。

 

コンテンツが売れ、講座に参加してもらって「おかげで変われました!」という声が届いた。

 

自分が学んだことや経験が誰かにとっての価値になる。

 

こんなに楽しい生き方はないぞ、と心が震えた。

 

 

そうだったはず。

 

そのはずなのに、ちょっと結果が出てくるようになったからってクソ調子に乗っていた。

 

間違いなく調子に乗っていた。

 

そういう意味で神様からのありがたいムチが、ワードプレスの消滅だったんだと思う。

 

幸い、いくつかのサイトがあったから食っていけるレベル。

 

で、なんというか、

 

その時カチッとスイッチが切り替わった。

 

 

「よし、やるか」と。

 

次の日、ゲームをすべて売り払った。

 

そして、新たに海外の30万円のマーケティング教材を購入した。

 

久しぶりに一度でまとまった大金を使うから購入する時はプルプル指が震えた。

 

これだ、この感覚だ、と思い出した。

 

得た知識をどう活かそうか。

 

どんな価値になるだろうか。

 

己の頭をガンガン改造しよう。

 

行動して己を片っ端から変化させよう。

 

今度はどんな価値を提供しよう。

 

もっと上を目指そう。成長しよう。

 

上にはもっと上の世界がある。

 

お前かなんてまだまだケツの青いガキだ。

 

そう考えれば人生ほどクソおもしろいRPGゲームはないじゃないか、と。

 

目に再び炎が宿った。

 

 

…このメディアはそんならいあんのクソダサい中途半端セミリタイア生活を抜け出すタイミングに始めました。

 

ずっとWebメディアの相談を受けている時に言われていました。

 

「らいあんさん、個人ブログとかはやられてないんですか?あったら絶対読みたいんですけど。」

「うーん、そうですね。他のメディアでやってけているので今は特に考えてないですかね。」

 

 

「らいあんさん、メルマガやってくださいよ!絶対登録します!というか書いてください!何なら僕が代わりに書きたいくらいです!こんな濃密な教えを僕だけが受けてるのは人類の損失ですよ!」

「ありがとうございます。そうですね。そろそろ考えてみていいかもしれません。」

 

そうやって口ではやるやると言いながらずっとやれていなかった。

何かキッカケを探していたのかもしれない。

 

…いや、ウソ。

 

ただ調子に乗っていただけだ。

 

 

で、決めた。

 

自分の経験や知識をフル活用してもらって、旅人のように自由なライフスタイルを手に入れる人を増やしていけたら、面白いだろうな、と。

 

自分みたいに誰かに価値を提供して、

悩んでいる人に向けて学びを提供したり、

人生のおもしろさを伝えたり、

恋人をつくるおもしろさを伝えたり、

語学を勉強して世界に飛び出すおもしろさを伝えたり、

己の体を鍛える楽しさを伝えたり、

健康的に生きる大切さを伝えたり、

旅する生き方のおもしろさを伝えたり、

勉強してそれで将来の夢を叶える楽しさを伝えたり

ゲームのおもしろさを発信したり、

映画の魅力を発信したり、

アイドルの世界の魅力をたっぷり伝えてその世界のおもしろさを伝えたり、

マインドフルネスを鍛えてヨガに目覚めて人生を豊かに生きる楽しさを伝えたり

日本各地の料理の魅力を発信して、料理の世界を楽しむことが生きがいになったり

 

そうやって価値提供を通じて、

誰かの人生に0.1%でもいいから影響を与えられる人がもっと増えて、

結果として自分の人生を自由に生きられる人が増えたら、

もっといろんな人が人生おもしろくなるだろうなと。

 

退屈な人生。

だからこそ、どう楽しむかを自分で決める。

 

そうやって人生の主導権を自分で握る人が増えればもっとおもしろくなる。

 

 

そんな次世代のキャリアとしてのコンテンツビジネスの魅力をお伝えしていければなと思っています。

 

 

どんな人にも色があります。

 

それは個性であったり、

キャラであったり、

性格であったり、

それまでの人生経験であったり、

失敗であったり、

挫折であったり、

希望であったり、

夢であったり、

絶望であったり、

 

その人の人生そのものが「色」です。

 

その「色」を活かして情報発信することで、それが誰かにとっての価値になって喜んでもらえるようになれば人生もっとおもしろくなります。

 

コンテンツビジネス。情報発信の世界。

 

僕自身まだまだクソガキ程度のレベルです。

 

それでも、そんな世界の魅力をお伝えしていければなと。

 

楽しみにしていただければな、と思います。

 

もしよろしければメルマガも登録してみてください。

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

1日14時間労働、休みなしで28日間ぶっ続けで働く鬼ブラック環境に揉まれた先で勢いで決行した旅先の景色に心が震えるほど感動し号泣。そこから旅する生き方を模索し始める。場所にも時間にも縛られずPC1台で働く生き方に憧れ起業。

お金・知識・人脈ゼロから起業し、趣味、学習系、健康系、コンプレックス系問わずオウンドメディアを構築し独自コンテンツ販売経験あり。(趣味からスタートした1つのメディアではありがたいことにメルマガ読者3000人突破。)

知り合いからは「お前はロマンチストとリアリストの2面性を持った凡人の顔した狂人」と言われる。

理想の生き方は「旅するモノ書き」

旅して景色を見て世界が広がるような刺激を受けたり、カフェでコーヒ片手にのんびり読書するのが至福の時間。己の頭に投資した知識をフル活用してビジネスの成果が出たり、現実が変わり始める瞬間はアドレナリンドバドバ。

飛行機に乗って海外旅行先に到着する頃に6万円の報酬通知で飛行機代がペイされているのを見た時、自分の中の労働価値観が完全に崩壊する。

Webマーケティングの相談を受けた人たちからは「らいあんさん個人のブログとかはやってないんですか?メルマガ書いてほしいです!というか書いてください!」と急かされ続けるも散々渋る。

ようやく重い腰を上げ、個人が自由な人生を手に入れるための知識や戦略をブログ・メルマガで配信中。

【もっと詳しく僕のことを知りたい人はココをクリック】