私は負けず嫌いですが、これまで正直何かを成し遂げるほどの熱量はありませんでした。
でも、これだけは絶対に成し遂げたいと思える決心ができました。らいあんさんの文章を読んでいて生半可な気持ちで達成できるものではないと改めて痛感しています。貴重なお話をありがとうございました。
僕の別の名前で運営しているメディアなんですけど嬉しい声が届きました。
他にもですね、
- いつも励まされています
- 元気をもらえます
- やってみようと思えました
- いつもハッとさせられています
こういった反応がたまに届きます。
あと、勉強を頑張っているJKから「いつも励まされてます」といった旨で手書きのルーズリーフで感想が届いたときはボロボロ泣きましたね、嬉しすぎて。
彼らに共通しているのは僕のコンテンツを通じて「人生前向きのベクトルになった」というところでしょうか。
何かに新しく挑戦する決意をしたり。
今までやるのをためらっていたことにチャレンジしたり。
ずっと先延ばしにしていたことをやり始めてみたり。
…改めてすごいですよね。
あ、僕のことじゃないです。
そうじゃなくて。
顔も見えない、誰かもわからない情報発信をしている人のコンテンツに触れ、行動して人生が好転していっている人が生まれているという事実です。
そういう僕自身も情報発信に人生を救われたからこそ、その威力に改めて驚かされます。
何もないと思っていた個人にファンがつくわけですから。
そこからさらに影響を受けた人が行動を通じて新しい挑戦に臨んだりして…それで人生楽しくなっていったら、それってとてもステキじゃないですか?
そうやって個人でも誰かの人生に影響を与えられる情報発信ビジネスってやっぱすごいな、と改めて思うわけで。
本当にいい時代になったと思います。
僕は情報発信という分野がなければ生きていけなかった自信がありますから。
で、それと同時にですね。
こんな相談もよく届きます。
「わたしには実績がなくて…どう発信したらいいでしょうか?」
と困っている人や
「やっぱり顔出しした方がいいんでしょうか?」
と相談。
その度に、
「あってもなくてもどちらでも大丈夫ですよ。あなたの発信する方向性次第です。」
とお答えしています。
なぜなら、成果を挙げるために必須になるのは「実績うんぬん」とか「顔出しうんぬん」ではないからです。
これは例えばなんですけど、ものすごい美人の人が顔出しでSNSを使って色んな人から注目を集めて、化粧品とかアパレルを立ち上げてもうまくいかないことがあるんですよ。
元AKBの人たちで何人か自身のブランドを立ち上げたみたいなニュースをみたことがありますけど、必ずしもみんな成功しているわけではないんです。
当たり前ですけど「服を買うかどうか」と「その人が好きかどうか」が一致するとは限らないからですね。
「欲しい」から買うわけです。
ここを突き詰めなければならない。
どうやったら欲しいと思ってもらえるか。そこを徹底して考え抜くからこそ初めて売上が上がってくるようになるわけです。
要するに注目だけ集めてもそこからモノが売れなきゃビジネスとして成立しないわけです。
「注目が集まる」ことと「モノが売れる」は比例しません。
これはブログでもYouTubeでもInstagramでも同じです。
「大量にアクセスが集まる」ことと「売上が上がる」ことは比例しません。
もちろんアクセスを集めることだけを考えるならシンプルに突拍子もないことをやれば一時的に注目は集まるかもしれません。
トレンド記事・芸能記事をひたすら書くのも似たような視点ですね。
とにかくひたすらアクセスを集めるために流行のネタに乗っかって情報をまとめ、アクセスを引っ張ってくる。
で、アクセス数=アドセンスで収入を得るという方向性ならアリだと思います。
ブログでもYouTubeでも同じ。ひたすらただ注目を集めることに特化してアドセンス収入の獲得を目指すようなアカウントはゴロゴロあるので、それを目指すのもひとつの方向性だと思います。
が、僕は合わなくて挫折しました。
ただアクセス集めのためだけにファストフードみたいにポンポン消費されて次の日には読んだ人の記憶から消されているような程度の存在価値しかないコンテンツよりも
「0.1%でもいいから誰かの人生に小さな変化を起こせるようなコンテンツ」
を提供できるようになりたい。
そういう思いで情報発信をしています。
もちろんあわよくばお金になればなという思いもありますけどね(笑)。
お金なくて生きていけるわけないですし、聖人でもないので。
…と、話がそれましたね。
ブログをお店だと考えてください。
で、お店に入店したお客はまず店内をブラブラと歩いて商品をなんとなーく眺めます。
で、もし商品だけ眺められてサヨナラーされる程度なら終わりです。
立見客を何万人集めたところで売れなきゃ売上はゼロです。ゼロ。
ウインドウショッピングされただけでは売上は上がりません。
当たり前ですがモノが売れて初めて売上が立つわけです。
なので少なくてもいいから「おっ、これいいな」とファンになってもらってもらえるのが理想。
しかも大企業みたいに大量集客せずともファンが生まれれば、少数の人に高単価で購入してもらえるわけです。
地下アイドルですら3000円のチェキが飛ぶように売れているわけですから。
重要なのは相手が「欲しい」と思っているものを提供すること。ココ一点です。
コレが意識できるようになると「他のブログがどうやって売り上げを上げているのか?」というウラの戦略が見えてくるようになります。
いわば、仕掛ける側の意図が読めてくる。
で、それを自分のところに取り入れれば…?
コレまた売り上げを伸ばす可能性につながるわけです。
僕も別のメディアだと1日30pvの月900pvとかの時から一般会社員の月収くらいの売上が普通に上がっていました。
なぜなら、本当に求めている人にだけに向けた濃密な発信をしていたから。
その辺の人たちからすれば「え?そんなこと?」というテーマについて深堀りしてコンテンツを提供したりしていました。
で、刺さる人にブッ刺さるわけです。
「そうそうそれそれ!それが欲しかったんだよ!」と思ってくれた人は当然、僕の発信に興味を持ってくれてコンテンツを買ったりしてくれる。
その本当に求めている人たちに向かってコンテンツ提供していたからファンが生まれた。
で、ココで大事になるのが「ファンになる瞬間」とはどういう時なのか?をよーく考えてみることです。
お客の視点に立つことができればビジネスは大して難しいものではありません。
ファンになった、好きになった、思わず買ってしまった。その時の体験を思い出してみてください。
そこにあなたのビジネスを加速させる最高のアイデアが眠っています。
「欲しい」と思ったその瞬間を再現できれば、ファンになる可能性を作り出せるからです。
思わず買ってしまった瞬間を再現すればいい。
だから、ファンになったり夢中になった瞬間をすごく大事にしてください。これ押さえておくだけで売れるビジネスアイデアへの理解が深まるので。
あなたはこれまで何かに熱中したり、ファンになったりしたことがありますか?
その時なぜ、夢中になったんでしょうか?どんな要素があったんでしょうか?
これを振り返りながら考えてみると見えてくるモノがあると思います。
人生がグッと広がった瞬間、夢中になる
モノ・人に対してファンになった瞬間。
それは、世界の見え方がグッと広がる瞬間に似ているなと考えています。
今まで見えていなかった。
けど、そのぼやけていた部分がだんだんとクッキリしてくる。
地図の上になかったはずのものすごい宝島を見つけた!
みたいな感覚ですかね。
ファンになる瞬間はすなわち、今まで知らなかった世界に引き込まれた瞬間です。
僕も人やコンテンツによって考え方や価値観、生き方を変えられたりした経験がたくさんあります。
振り返ってみるとこんな感じです。
らいあんが世界をグッと広げられた経験
- 人生で初めてスノボを始め、スノーボーダーのかっこよさとか、雪面をものすごいスピードで滑る爽快感を味合わされ虜になってしまった
- 海外に出て自分とは言葉も価値観も考え方も違う人たちと出会い、今までの常識とかが崩れ去っていく気持ちよさを味わってしまった
- 実際にワイナリーまで足を運んで1本10万近くするワインを飲む経験を通じて、ワインの世界の奥深さとか、職人たちが作り上げた一品を味わうことの楽しさを知った
- 回らない寿司屋さんでサーモンを食べた時に今まで味わったことのないタップリ脂の乗って噛むたびにじゅわりと旨味が口の中に広がる感覚に震えたこと。これが寿司なのかと衝撃を受けた。
- 京都の街並みをブラブラ歩きながら修学旅行とは違う「旅」を楽しんでいて時間もお金も気にせず昼間からビールを飲んでいる自分にちょっとした達成感を感じて心が震えたこと。
- オーストラリアのビーチで寝転がっていると現地のネイティブに話しかけられ、あれこれ喋りながらビールを飲んでいる時に「楽しい生き方」みたいなものはたくさんあるんだと発見したこと
- 平日の昼間からスタバで作業していると、同じようにパソコンを使って何かやっている人は割といて、意外と自分以外にもそういう生き方をしている人はいるんだなと感じたこと
- それまでブランド物に手を出したことがなかったけど1着7万のジャケットを着ていたら、「キミ、なかなかいいジャケットをきているね」とダンディーな老紳士に話しかけられ、それをキッカケに仲良くなったこと。一流はマジでブランド物を見抜く眼を持っているんだと実感した。一流のかっこよさみたいなものを思い知らされた(相手は経営者だった。)
- 表に出ているような「ザ・成金」みたいな感じじゃなくてフラフラとヒッピーみたいな生き方をしながら、とんでもない金額の収益を当たり前のように上げている人たちが生きている時間感覚も曜日感覚も何もかもが違う生き方があるのを知った時。
- 東大医学部の大学生と出会って頭の回転の速さとか知識量とかしゃべりとか何もかも敗北して「マジでエリートってレベルが違うんだ」と思い知らされて世界が広がったこと
- 旅館で働いている時に1本2万円くらいするワインボトルを嬉しそうに頼む老紳士と1杯500円もしないワイングラスを「こんな高いの飲めるかよ」とクレームしてくる家族を見てこの世の格差みたいなのを目の前に実感した
- 平日の昼間から、旅館のVIP部屋にお客が来て、ご年配の方かと思えば自分と2つしか違わないぐらいの爽やかなサーファー風の男性とスタイルが抜群すぎてTシャツすら輝いて見えるほどの美女のカップルが宿泊しにきたのを対応した時(しかもその人はIT会社の社長だった)
- 家族がいる(しかも高校生の娘がいる)のに風俗に染まり、風俗の宣伝をし、最終的には風俗のプロモーションをする側にまで成り上がった風俗王と出会ったこと
とまぁ、思い出せば割といろんな話がありますね。
僕はよくこれを「異世界との出会い」と呼んでるんですけど。
こういう世界が広がる衝撃を受けるような経験をするたびに記憶から離れなくなるんですよね。忘れられなくなります。
いわば、記憶に刻み込まれた瞬間、です。
Appleを10年以上愛用してしまっているのは、僕がAppleのデザインとか理念に悩殺されてしまったから。
じゃあ?
自分がそういう衝撃を与えられる側になれば、と思って必死に文章を綴っています。
個人的に、コンテンツビジネスのおもしろさってそういう個人の経験や体験が人にとっての価値につながる瞬間じゃないかな、と。
「私はある香水を使うことで、憧れの異性と付き合えるようになりました。今では彼は私の夫です。その思い出の香水はこれです…。」
「我々は果敢にチャレンジする人たちを応援しています。彼らにその挑戦を成し遂げるための翼を授けるのが我々の使命だと考えているのです。」
「僕はクソダサい人間でした。勉強も苦手で仕事もできやしない。自分に自信なんてありませんよ…。けれど、ある雪国に行って山の斜面を滑るスノーボードというスポーツに出会って、私の人生は大きな変貌を遂げることになったんです…。」
「ストリートでギターを弾いていた頃は、もう音楽に没頭していたよね。いったい何百曲作ったかわからない。けれど、今こうしてみんなが聞けるようになっているの曲はほんの一部さ。ヒットする曲なんてそうそう簡単に生み出せるものじゃない。けれど、だからこそおもしろいと思うんだよね、この世界は。」
世界が広がる。
今までと見え方が変わる。
その変化も価値の一部です。
単純に「いいノウハウやテクニックを教える」だけが価値じゃないんです。
ブログにノウハウとかテクニックばっかり書いてしまっていませんか?
お得情報ばかりまとめてしまっていませんか?
もしそうなら、もっとあなた自身を打ち出したコンテンツを吐き出してみてください。
「あなた」に興味を持って読んでくれる人が少しずつ、少しずつ増えてくるはずです。
…長くなってしまったのでこれ以上は話しませんが、ぜひ一度考えてみてください。
実績とか顔出しとかそれ以前。
「コンテンツ」の意味を再考してみると、
いいコンテンツアイデアが浮かんでくると思います。