非モテのくせに学生時代美人ギャルJKにモテていた理由「やんちゃギャルの安城さん」を読んで。 

woman

どうも、らいあんです。

この記事は人によっては「ウザ」となる内容です。閲覧注意。

というより大半の人にとって「ウザ」となると思います。

 

非モテだと自覚している人にとって

「俺よりモテなさそうなアイツが
なんでモテてるんだ?」

という
非モテのくせに
モテるヤツの秘密

についてお話しします。

 

あ、あと。

マーケティングにおける大罪についてお伝えするためです。

あなたの情報発信が「つまらない」と思われるか「ついていきたい」と思われるか。それを決定づける要素についてお話していきます。

それについても勉強になると思われます。

 

それでは、始めていきます。

友人から「やんちゃギャルの安城さん」をオススメされて読んだ。

先日、友人からオススメの本を紹介されました。コレです。

「やんちゃギャルの安城さん」

galannjyou

出典:©︎ やんちゃギャルの安城さん

 

ギャルでヤンキー風、そして小悪魔チックでちょこちょこエロい美人の「安城さん」と、モブでダサくて自分に自信がない主人公の「瀬戸くん」の化学反応がおもしろいラブコメマンガです。

男なら誰しもが一度は思ったことがある「エロい美人JKギャルとイチャイチャラブラブの青春してみてー!」を具現化してくれるマンガですね。

いわばよくある王道。男の欲望を叶えてくれるマンガです。

 

「なんであんなモブみたいな奴が、美少女と!?」っていうタイプのラブコメストーリー。

で、僕も「あぁ、はいはい。よくあるやつね。」と冷めた気持ちで読んでいました。

 

で、「やんちゃギャルの安城さん」を読んでいて衝撃が走りました。

このシーン。

yanntyagaln2

出典:©︎ やんちゃギャルの安城さん

 

「瀬戸もそーいうの気にするんだー?どーせ、キスもしたことないんでしょー?」
 
「そ、そんなことないよ…。」
 
「ホントの事言ってくれたらキスしてあげるよー?」
 
「!?え!?それってホント…?」
 
(ニヤニヤ)
「あはは、やっぱウソなんじゃんw」
 
「そ、そういう安城さんは…その、経験とかあるの?ぼ、僕のコトばっか聞いて…ズルいよ。」
 
「たしかにー」

出典:©︎ やんちゃギャルの安城さん

 

おそらく世の中の非モテ中学・高校生男児、大人も含めて、女の子にからかわれた時に99%こういう反応をするんです。間違いなく。

というよりそもそもそんな経験すらねーよ、接点すらなかったよ、というのが多そうですが。

 

でも、よくよく思い出すと僕は違ったんです。

いや、悪い意味で冷めてた。

 

たとえば、当時学内で有名だった美人ギャルJKがボタンを外して胸元が大きく開いたYシャツに指を入れチラチラとブラを見せながら「ねぇねぇ、この下着、どう思う?」とニヤニヤしながら謎の感想を求めてきて。

「赤色?似合ってるんじゃない?」

みたいな冷めた反応。

 

当時、高校生。絶賛、童貞のくせに(笑)。

冷静過ぎてマジで当時の自分どうなってんだって思う。自分でも思う。

カッコつけてたわけじゃなくてマジで異性に興味なかった。

「だから何?」みたいな感覚。

マジで自分、仙人か聖人じゃないのかって疑ったことがある。

友人にも「おまえ、本当は男が好きなんじゃねーの?」と言われるぐらい淡白だった。

 

 

他にも、とある黒髪モデル系美人ギャルJKと帰り道にたまたまばったり会ってふたりっきりで一緒に帰ることに。

「デートだね?どう?ドキドキする?」

とからかいながら腕を絡めてきてやわらかい胸を押し付けてくる、

みたいなシチュエーション。

 

で、それに対して妹を扱うみたいに「暑苦しいわ!!」と言って腕を振り払うくらいめちゃくちゃ冷めてた。

マジで世のほとんどの男性は美人にあんなことされたらドキドキしてイチコロで好きになって、夜も思い出して眠れなくなるレベルの経験だと思う。

なのにエグいぐらい冷めた反応をしていた当時の自分、マジでやばかったなと思うわけで。

本当におまえ男か?と思う。自分でそう思う。

お前どんだけ人生のチャンスムダにしてんだよ、と。

 

自分でも「あれ、もしかしてオレって男が好きなのか?」と疑ったこともある。

で、その子はその子でからかいが失敗したのを残念そうにしながら「なんだ、つまんないのー!」と言いながらもニヤニヤと嬉しそうだった。

 

 

他にもある日。

次の授業のために移動しなきゃいけないタイミング。

たまたまトイレに行っていて移動が遅れて。

「もうみんな移動して誰もいないだろうな」と教室に戻ると。

その子がなぜかドアの後ろに隠れてて。

で、それに気づかず扉を通り過ぎたあたりから、いきなり後ろからギュッと抱きつかれて「バッ!ねぇ、ドキドキした?」とからかわれて「え?あぁ、まあ。」みたいな反応をして、ぷくーっとふくれっ面をされたり。

しかもなぜかめちゃめちゃ嬉しそうにニヤニヤしてて。

 

マジで、今思えばどんだけフラグ立ってんだよっていうぐらい美人とかかわいい子からモテる経験をしてました。

というよりそのほぼ全部のパターンでそれぞれ別の女の子に向こうから告白されました。

「付き合いたい、好き」と。

 

で、非モテの自覚しかなかった僕はまず疑います。

よくあるのが「思わせぶりな態度」をとってわざとからかうというタチの悪いパターン。ただ本当にからかわれていただけ、ってやつです。

いわゆる嘘告とかですよね。男の純情をもて遊ぶアレです(笑)。

小さい頃から色んな男の子にチヤホヤされて告白されるような女の子って、たまにからかいがすごい上手な子っているんですよ。いわばカン違いさせてしまう魔性の女みたいな女の子がたまにいる。

告白されたらまず嘘告を全力で警戒するぐらい自分に自信がなかった。

 

ある時、机の引き出しの中にかわいらしい丸文字で「放課後、体育館のウラで待ってます。」っていう手紙が入ってました。

当時、モブキャラでモテたこともなかったのでまず疑ったのは嘘コク、もしくは呼び出されてボコボコにされるだろうな、という2択でした。

「好きだとウソをついてモテない男の子をからかって遊ぶ」のが当時の学内でこっそり流行ってたので手紙を受け取った時「100%嘘コクだろうな」と思ってました。

で、放課後に体育館ウラに行くと2人の女の子が待ってました。

ひとりは学内でも美人かわいいと有名な黒髪ロングギャル。もうひとりはその友人でした。

どっちも普通に化粧しててスカートクソ短いしかわいいし、学内でも「大人と遊んでる」という噂で有名な2人組でした。

「あぁ、これはまちがいなく嘘コク来たわな」と。

そう思いながら話を聞きました。

 

「ねぇ、付き合ってよ。らいあんくんのコト、いいなって思ってるんだ。」

と言われて。

嬉しいとかよりも「イラッ」という感情が勝ったんです。

いやいやそんなわけないし。ありえないだろ、と。

で、100%からかわれていると思ったのでこう言いました。

「え?どうせ流行りのウソコクなんでしょ?勘違いさせて笑うつもりだろ?冗談に付き合わせないでほしい」みたいなことを言いました。

そしたら、その美人ギャルJKは号泣。

 

「ねぇ、本当なの!話聞いてよ!」と大声で叫んで。

その日人生で初めてクラスメイトの女の子をギャン泣きさせました。マジでクズでした。

で、隣で行く末を見守っていたその子の友人にキッと睨めつけられて「お前マジありえないんだけど!人の気持ちをなんだと思ってるの!!!」とキレられました。

さすがに女の子泣かせるのは男として絶対ダメだ、とがんばってその子のことをなだめて、改めて真剣に話を聞いて、その時の告白は結局「優先したいことがある」と断りました。

で、その次の日からその子はケロッとした顔で普通に接してくるようになったんですけどね。それまでほぼまったく接点がなかったのに。

「らいあんくんに他に好きな子がいるわけじゃないならまだチャンスがあるしOK!」

って開き直ってました。

モテ女子のメンタル強すぎるだろと感心しましたね。

周りからは急にモブの自分とその美人ギャルが接点持ち始めたので「アイツら付き合ってんじゃね?」みたいに噂されてましたが。

 

で、後日、その美人ギャルのことが好きな別のヤンキー男に呼び出されて殴られました。もちろんグーで頬を思いっきり。「あの子を泣かせやがってこのやろう」といった感じで。

あの子の友人が告げ口したらしくて、マジで理不尽でした。

「じゃあオマエが告白すればいいだろうが」って言い返してやりました。

 

それまでずっと人から好意を持たれた経験がなかったのであり得なさすぎて信じられないレベルだったんですよね。

モテるとかあり得んだろ。もっとイケメンでカッコいい奴がゴロゴロいるじゃん、と。こんなモブみたいなやつのどこに好意を持つんだ、と。

 

で、それが一度や二度だったら「まぁ、そういうラッキー経験も人生で一度くらいはあるわな」で終わるじゃないですか。

「あぁ、はいはい。童貞高校生クンの妄想話ね。」みたいな。

 

で、一度や二度じゃないんですよ。

そういうギャルヤンキー系女子にやたら気に入られて執着されて「好き、付き合って」と言われたことが中学・高校合わせて5、6回あります。

しかもそれぞれ違うタイプの美人ギャル系。黒髪ロングギャル。ボブカットギャル。金髪美人ヤンキー。などなど。

 

中には僕と絡んでくるようになってから大変身を遂げた子もいます。

それまでずっと基本的に授業には出ない。いたとしても午後になったら教室からいなくなってる、みたいな子。

そういうザ・マジメとは程遠い子が僕に絡んでくるようになってからマジメに授業受けるようになりました。

コレ、今でも覚えてるんですけど先生から

アイツ、お前と関わるのを見かけるようになってから勉強し始めたみたいだな。付き合い始めたのか?まぁ、何はともあれナイスだ。

と肩を叩かれたこととかありました。

 

別にその子とは恋人でもなんでもない友人みたいな感じだったんですけど。やたらボディタッチ多いなとは思ってました。

その不良美人ギャルは後になって国内有数の大学に進学していきました。

 

で、これまた不思議で別にその子と付き合ったわけでもないのに、卒業間近になって親たちが学校にくるタイミング。

「らいあんくん、初めまして」とその美人ギャルのお母様に声をかけられました。

もちろんお母様もめちゃめちゃ美人。

やっぱり遺伝ってすげえなぁと。

「いつも娘を気にかけてくださってありがとうございます。」

みたいな感じでお礼を言われて。

 

「いつもあの子は家であなたの話をしてたんですよ。」

と。

「え?そうなんですか?バカにしてたんじゃないです?」

と聞くと

『私もらいあんくんみたいになりたい。だからがんばる』って気合い入れてましたよ。」と。

知らないうちに何かあこがれるキッカケがあったんでしょうかね、きっと。分かりませんけど。

結局その子にも告白されましたが断りました。

「スポーツを優先したい」と。

 

で、そんな感じで今思い出すと「うわぁぁぁぁぁ!何もったいないことしてんだ!異性との出会いのチャンスをムダにしてんじゃねーよ!」と思うことばかりなんです。

「それ、告白してたら絶対OKされてるじゃん。何やってんだよ。」みたいな感じだった。

 

でも当時の自分、マジで異性が眼中に無かったんです。

こう言うとよく「どうせ強がってるだけ」とか「こじらせてる」とか茶化されるんですけど、マジです。

冗談抜きで、スポーツのことしか頭にありませんでした。

 

部活の試合会場で別の学校の子(しかもマネージャー)に手紙で呼び出されて告白されたことあるんですけど、本気の告白を「ごめん、部活優先したいから」と悩むそぶりすらせず一瞬で断った記憶があります。

その時もその子の付き添いで来ていた友人に「ね、ね!1回だけ!1回だけでいいからデートしてあげてくれない?」とすがられて、それも断るくらいです。

ぶっちゃけ告白してくれたその子もめっちゃ可愛かったです。

今なら絶対OKするくらいかわいい。その子の学校の男達に恨まれてもおかしくないレベル。

でも、興味がなかった。当時の僕は興味がない。

マジでそんなことを考えているヒマがあるくらいなら練習したかった。

今思えばスポーツバカならぬ、スポーツキチガイですね(笑)。

 

マジで少年スポーツマンガみたいな感じです。

頭の中にはいつも「上達するにはどうしようか?アドバイスを誰に聞こう?プロ選手の映像とか師匠にもらえないかな?」とかいつも考えてました。

授業中に練習のメニューを考えて授業を聞かずに内職をしたりするぐらい。

 

マジで女とかどうでもいい。そんな暇ない。忙しい。構うな、くらいの。

心の底から本気で「自分にとって関係のない世界」だと思っているとマジで無関心になります。異常なくらいでした。

 

実際、あまりにも女っ気というか、女に興味がなさそうだったので、友人には「お前、女じゃなくて男が好きなんじゃない?」と本気で思われていました。

 

ギャルJKのクラスメイトがからかい混じりにニヤニヤしながらチラチラスカートの中を見せてきて

「ほらほら、ドキドキするでしょ?だって男の子だもんね?」

みたいなからかいに「イラッ」としてました。

で、そういう反応を示すとだいたい懐かれてました。

ボディタッチ激しい。とにかくめちゃくちゃ懐かれる。

 

で、なんでこんな話をしたか?

 

当時のらいあんは「人に選ばれる重要な要素」を満たしていたんです。

 

「Be Different」がモブでも選ばれる理由になる

今思えば「くそぉぉぉぉ!当時の俺、なにチャンスをムダにしてんだよ!!!どこのラブコメ主人公なんだよバーカ!さっさと告白しろよ!OKもらえるだろ、それ!」と叫びたくなるぐらいの経験をしてました。

 

でも、ぶっちゃけた話

「ガチで興味ない態度」

が彼女たちを惹きつけていたんです。

興味ない態度が希少価値を上げてました。

 

「マジでお前に興味ねーから」

という態度が強烈だったんです。

 

どういうことか?

「コイツは他の男と何かが違う」

って思われたから興味を惹きつけたんです。

「すごい」とか「かっこいい」とかじゃないです。

「他となんか違う」と思われていたこと。

 

普通の非モテ男子学生なら女の子にボディタッチされただけでドキドキしてその子のことを好きになります。しかもその子が可愛くてスタイルもいいならなおさら、1発で好きになってしまいます。

 

マジで周りの非モテ男からはそういう相談が多いです。

ちょっと関わりがあっただけで好きになってしまって「付き合いたいからどうしたらいいかアドバイスが欲しい」みたいな話を聞かされます。

で、そこから盲目的になり一方的に追いかける側になってしまって、あの手この手で付き合ってもらおうとするけれど、結局付き合えずにフラれて終わる、みたいな。

で、「女なんて!」と怒り狂う友人を飲み会で酔いつぶすまで飲ませるのがセット。

 

多分、モテる女の子からすれば「そういうやつばっかり」なんですよ。

ちょっと話しかけたら「好きです、付き合ってください」と告白される、みたいな。

「たまたま一度用事があって声かけただけ。なのに「好きです」と告白されて正直めんどうくさい。」

別になんの気もないけど肩を叩いて声をかけただけなのに「好きになられて困る」みたいな。そういうのばっかりでウンザリ、みたいな。

笑顔で「ごめんなさい」と断りながら心の中では「別にお前に興味ないから」と思ってるわけです。

 

コレはとあるお嬢様高校に通ってた美人JDの子の話ですが「大学生になってからマジで男がワラワラ寄ってきてウザいし引く」って言ってました。

「…え?じゃあオレは?ウザい?」と聞くと「らいあんくんはおもろい、落ち着く」って言われました。

「同じ男なのにどういうこっちゃ?」と思ったんですが。

俺は何?男じゃなくてオカマかよ?と(笑)。

 

とにかく

モテる女性は毎回毎回同じように勝手に男から好きになられて、ちょっと関わっただけで「好きです、付き合ってください」と告白され、

同じように「ごめんなさい」と断って、

みたいなパターンを腐るほど経験してきているわけです。

小さい頃からモテた女の子は特にそういうのをウンザリするほど経験してきている。

いわば、男から追われた経験しかない、わけです。

で、だんだんつまらなくなっていくわけです。

本当にモテる女の子って小学生から大人になってからもずっとそれを経験しているわけですから、正直ウンザリしてるわけです。ぶっちゃけどいつも同じように見えてつまらん、と。

 

で、そこで出てきたのがらいあんという変な男。

からかっても勘違いしないし、それどころかコッチにまったく興味なさそうだし(というかガチで異性に興味なさそう。むしろドン引きするわ。)。

なんだ、なんなんだコイツは、となる。

 

でもそれが「なんか今までの男の子と違う!」となっていくわけです。

(安心してください。自分でもこうやって書きながら自分のことをキモいと思って書いてます。大丈夫です。)

 

で、その違いがクセになってからかい続けたくなる。

毎回今までとは違う反応が出てきておもしろい。

いつのまにか追いかけている自分がいる、みたいな。

これは今までの人と違うタイプの男かもしれない、となっていくわけです。

 

で、何度も接触していくうちに、意外とおもしろいヤツだな、とか意外と男らしいところとか、ハッキリした態度を取ってくるところが印象的になって。

 

そうやっていつのまにか関わるのが楽しいやつ認定されてたんじゃないかな、と。

まぁ、そこから好きになるかどうかは知りませんけど。

女心はマジで分からんです。

 

少なくとも周りのクラスメイトに「おい、あの子お前に気があるんじゃないか?」とからかわれるくらいには明らかな態度に出ていたわけで。

 

なので

Be Different」(違いがある)

コレが響いて選ばれる要素になっていた。

 

というかそれ以外心当たりないです。

顔がいいわけでも成績優秀なわけでも何か突出した才能があったわけでもない(イケメンなんて人生で一度も言われたことない。いつもイケメン羨ましいなと思ってます。)。

 

「でも、何か違う」から気になる。という謎の心境。

でも、ついつい気になる。

いつのまにか追いかけている。

いわば当時の「悟り系男子」ことらいあん君。

その美人ギャルJKから、有象無象の男どもの中からありがたくも選んでいただけていたわけです。

 

違い1:「中学生なのに老けてるね」と言われていた

なぜ、「他と違う」と思われたのか?

当時からよく言われていたのは「大人だね」ということ。

まぁ、老けてるっていうことですね。

中学生のくせに老けてる。

高校生のくせに老けてるって言われることないとおそらくないと思います。

 

 

で、スポーツの師匠がほぼほぼ今の自分を形成してくれました。

小学4年くらいから中学卒業までずっとお世話になってます。

親はほぼ放置。もしくはたまに叱ってくれるくらい。

今思い出そうとしても親よりもその師匠に叱られた記憶の方が圧倒的に多い。子ども時代に過ごした時間も親よりその師匠と過ごした時間の方が多いかもしれない。

 

で、教え方が多分、日本一厳しかったでしょうね。そのスポーツの分野だと。

当たり前のように毎日竹刀で体中ぶっ叩かれまくってました。冗談抜きで。

ミスしたり、言ったことができないと小学生だろうが容赦なく叩かれてました。

他にも普通に大人も吹き飛ぶぐらいの勢いで蹴られまくったり。

ある時はグーで頭をぶん殴られたり、思いっきりビンタされたり。

時にはあざができることもありましたね。

 

ココだけの話、竹刀は見た目の割に痛くないのでいちばん優しかったです。

音がすごいだけでちょっと叩かれたくらいの痛み。

 

そんな感じで、今ならきっと親が飛び出してきて間違いなくニュースで報道されるレベル?の「教育」を受けてました。

 

で、なんでそんな熾烈な教育に耐えられたかと言われたら「強くなりたかったから」です。もっともっとうまくなりたかった。だから必死に食らいついていった。

もちろん途中でやめたくなることも腐るほどありましたけど、それでもついていきました。

(同じタイミングで始めた他の子はほぼ全員が辞めていきました。最終的に残ったのは自分ひとりです。)

 

そんなありえないぐらい厳しい元ヤンの師匠。

なにがよかったかって。理不尽じゃなかったんです。全部理由があって教えてくれる。できなければできてないところをキッチリ正してくれる。

いわば、愛がありました。

当時の自分はそうは思えなくて反発したこともありますが。

 

何よりスポーツに本気で打ち込むかっこよさを教えてくれたんですよね。「どんな分野でもいいから本気で打ち込めるような男になれ」と教えてくれました。

そんな教育を小学校低学年の頃から中学卒業前までずっと受け続けていたわけです。

途中で家庭の事情によって転校してしまったので離れてしまったんですが…。

 

 

なので、ヘラヘラと恋愛にうつつを抜かして「あの子可愛いなぁ、告白してみようかなぁ」と妄想したり、人生で初めておナニーして大興奮したり、みたいな経験がなかった。

 

ぶっちゃけ、高校生になるまで少年ジャンプの存在すらよく知らなかった。

みんながマンガの話をしててもついていけないわけです。マンガなんて読む時間すらなかった。それぐらい熱中してスポーツに打ち込んでいた。

当時を思い出してもテレビでたまに見るワンピース?とかいうやつ。海賊が大冒険する話は面白いな、ぐらいしか記憶にありません。

それぐらい世間離れするほどスポーツに打ち込んでました。

 

多分それがまず「他の高校生男子どもと違う雰囲気」を漂わせていたんだと思います。

毎日のように竹刀でしごかれ、蹴り飛ばされ、それでも「上達するためなら」と目に炎を宿して食らいついていく毎日でしたから。

 

「誰々があの子に告白してフラれたんだってさ~」みたいな話を友人に聞かされても「へぇ」くらいしか感想にない。

「こっちはそれどころじゃない。与えられた次の課題を達成できないとまた師匠に殴られる。」ということで頭がいっぱいでしたから。

小さい頃からそういうのが日常でした。

 

なので人一倍早く大人びていきました。己の頭をフル回転させて課題を乗り越えないといけない環境を死ぬほど経験しましたから。

 

よく子育ての表現で「虎は崖から子を落とす」みたいな言い方ありますよね。

僕の場合はおそらく、小虎を崖から落として登ってきたらまた突き落とす、それを永遠に繰り返してあきらめるまで崖から突き落とすのをやめない教育、みたいな感じでした。

 

だからマジでなんとかするしかない。達成したらしたでまたすぐ次の課題が与えられる。乗り越えられなきゃ徹底的にしごかれる。

「考え抜け、意識しろ、甘えるな」

そうやって徹底的に成長させるために竹刀でボコボコになるまで教育される。

そういう環境でしごかれ続けたら、そりゃ心も人一倍早く大人になるわけで。

やたら大人っぽく思われたり、高校生なのに年齢以上に老けて見られたりしたのもそれがあったんだと思います。

ホント、よく食らいついていったなと自分でも思います。

 

違い2:大人の世界に揉まれて人一倍早く大人びた

で、もうひとつは「大人ばかりの世界」で揉まれたことです。

スポーツやってる人なら分かるかもしれないんですけど。どうしても同年代の人と練習しているとレベル差が開いてくるんです。

しかも、田舎のスポーツクラブならなおさら。

ただでさえ人数が少ないのにそこでさらにレベル差が開いてきてしまう。

で、やっぱりレベルが合わなくなってくると練習にならないわけです。

こっちがやりたいこととあっちがやりたいことのバランスが合わなくなってくる。

で、そういう時に大人の選手にお願いして相手になってもらってました。

もちろんボコボコにされるんですけどね。ついていけないのは当たり前で。

 

でも、必死に食らいついていって、アドバイスも全力で受け止めて素直に行動しまくると、ものすごく可愛がってもらえるんですよ。

「コイツ、タフだな」と思われて大人のペースに合わせて練習に付き合わせてもらったりもしました。

多分普通なら「あんまり無理させちゃ可哀想だな」と思うところを「コイツ、やる気があるな。だったら俺のペースを体験させて成長させてやろう」と思ってもらえるわけです。

そうやって、大人も顔負けレベルまで徹底的に練習してました。

 

で、もちろん練習だけじゃなくて普段のおしゃべりもするわけで。

高校の同級生からは出ないような話題とかもやっぱり出るわけです。

風俗とかキャバクラとかの夜の世界の話とかもちょくちょく出てきてました。当時の自分には刺激が強かったですが。

少なくともそういう「大人の世界」に揉まれて同年代の男がありえないぐらい幼稚に思えたんですよね。

当時の同級生達は「ちんちーん!」「おっぱーい!」と叫んで喜んでいるようなレベルでしたから。

 

だから自然と同級生達とも会話の話題が合わなくなっていきました。

それが結果的に「アイツは成熟してる」と思われるキッカケになったんだと。

そういう幼少期から続いていた鬼教官(師匠)や環境のおかげで人一倍早く成熟していたわけです。

 

だからこそ「この人、なんか他の人とは違う」と思われて興味を持たれて。モテるヤンキー美人JK達から明らかに好意を持たれていた。

でもそれすらもシカトしてしまうくらいスポーツに熱中していた。

 

マジで勿体無かったなと思うと同時に、別にそこまで後悔もありません。

あの時、スポーツを途中でやめてやり続けなかったら、多分中途半端にヘラヘラした人間になってた確信があります。

 

違い3:偏見とか差別がないフラットな視点を持っていた

あと、なんでやたらそういうヤンキータイプにモテたかと言われたら、変な偏見とか差別がなかったのもあるかもしれません。

「アイツめっちゃ悪いらしいよ」とか言われても「へぇ、ふーん、あっそ」くらいの感覚。その人をこの目で見て確めなきゃわからんだろう、と。噂なんてマジでシカトしてました。

 

コレ、カッコつけだろ、と思われるかもしれないですけど、マジでそういう他人のくだらない噂話にマジで興味がなかったんです。

「知ってる?誰々が万引きして停学になってるんだって~!」

「うわー、悪~い!」

みたいな話をしている横で、話を聞きながら心の中で「へぇ、勇気あるんだ、すごい女性なんだな」と尊敬するみたいなアホみたいな感想を持ってたくらいです。

そういう意味でまったく偏見というか、相手がワルだからなんだ?気を使う意味がわからない。というスタンスでした。

 

なので、モブ集団の中のモブAでいるときも、そういうカースト上位の方に声かけられるみたいなこととか普通によくありました。

で、明らかにそういう時って周りからの視線がすごいです。

「ヤンキーでもないしイケメンでもないし優等生でもないなんでモブみたいなアイツが?なんであのカースト上位の子に声をかけてもらってるんだ?しかもやたら仲良さげだぞ!」

みたいな、あったと思いますね、普通に。

 

とにかく重要なのは「他と違う」ということ。

 

モテる女の子は死ぬほど男に声かけられまくってます。

今までで一番衝撃受けたとある女性(元地方モデル)の話。

高校生の時にバイト先のカフェで毎日のように連絡先を渡されて、3ヶ月で渡された連絡先の紙が100件以上たまってた、と。

そのカフェの店長が「ちょっとそういうのはやめてください」と止めた回数も合わせるとマジで500とか普通に越える、とか(笑)。

その後、「全部ゴミ箱に捨てたけどね」と舌をペロっと出しながらいたずらが成功した子供みたいに笑ってましたけど。

 

それぐらいモテる人とそうじゃない人では感覚が違うわけです。

だからこそ「ありきたりでつまらない男」だと思われた瞬間興味が失せるわけです。

同じようにコンビニが10軒並んでてもぶっちゃけどれでもいい。

 

興味を持ってもらえない。つまらないと判断される。無視される。

いわばマーケティングの失敗。選んでもらえなかったということ。

 

「あぁ、コイツもいつものパターンか」と思われた瞬間終わり。

 

なので個人的に女の子がボディタッチしたりからかってくるタイミングって「マーケティングテスト」みたいなものだと考えてます。

たぶん無意識にやってるんだと思ってます。

胸元をチラチラ見せて、ソイツがニヤニヤと鼻を伸ばしていたら、たとえソイツが雰囲気イケメンでも「ないな」とジャッジされる、みたいな。

そういうモテ女子の無意識なマーケティングテストがその瞬間に始まっている。

で、選考落ちすればどうあがこうと接点なし、興味なし、ガン無視なわけです。

存在すら認知されずに「え、好きだったの?でもごめんなさい。付き合えません。」になるわけで。

 

「ないな」とジャッジされたらそもそも相手にされないということです。

 

視界に入ってない。アウトオブ眼中。

 

これは異性関係でもマーケティングでもまったく同じです。

 

で、どうやったら「一目置いてもらう」ことができるのか?

いちばんカンタンなのが「違いを出す」こと。

その相手にとっての違い、というのがポイントですね。

 

今回の話で言えば、スポーツキチガイだった当時のらいあんは美人でモテるカースト上位の女の子からすると「違って」いたんだと思います。

 

「今まで散々、小さい頃からずっと年上から年下、いろんな男から告白されてきたしチヤホヤされてきた。けど、この男は私に興味持たないし、何しても無反応みたいだし、なんだろう?何か他の男とちがう。なんなんだろう…」

と気になっているわけです。

 

で、その違和感を確かめているうちに仲良くなってた、みたいな(笑)。

重要なのは「他と違う」と思わせると人は問答無用で興味を持つということ。

好きでもない。けれどなんだか気になる、わけです。

 

別にイケメンでもないモブで、成績優秀でもなくて、非モテのスポーツバカだったらいあんが興味を持たれた理由はただひとつ。

「他とどこか違ってたから」

ただそれだけ。

 

なので、マーケティング的にもそもそも「違い」を出せないと埋もれるよというお話でした。

「やんちゃギャルの安城さん」の主人公の「瀬戸くん」みたいにありきたりでウブなリアクションをすると、リアルでは「なし」と判断されるということです。

 

なので、「違い」を出すにはどうすればいいか?

コレ考えるのすごい大事です。

特に非モテとか儲かっていない人とかは特に、ですね。

 

「選ばれている人やビジネス」に注目してよく観察してみるといいと思います。

そうすれば違いを生み出すヒントを実感できるようになっていくはずです。

選ばれているビジネスで言えばセレクトビジネスとかを見にいくとかですね。

 

たとえば実際に高級ブランドのお店に足を踏み入れてみるといいと思います。

ルイヴィトン、ポールスミス、ブルガリ、マーチン、

 

いわゆるLVMHブランドについて分析してみるといいと思います。

      • LOUIS VUITTON (ルイ・ヴィトン)
      • Dior / Christian Dior (ディオール/クリスチャン・ディオール)
      • GIVENCHY (ジバンシー)
      • FENDI (フェンディ)
      • LOEWE (ロエベ)
      • CELINE (セリーヌ)
      • PATOU (パトゥ)
      • EMILIO PUCCI (エミリオ・プッチ)
      • KENZO (ケンゾー)
      • Loro Piana (ロロ・ピアーナ)
      • BERLUTI (ベルルッティ)
      • Donna Karan (ダナ・キャラン)
      • MARC JACOBS (マーク・ジェイコブス)
      • Thomas Pink (トーマス・ピンク)
      • StefanoBi (ステファノ・ビー)
      • Nowness

そういう「選ばれているブランド」に「違い」を生み出すヒントが眠っています。

他にも身近な例から「違いを生み出すのはなんだろう」と考えると希少性の出し方が見えてきます。

何度も言いますが「なんか他と違うな」に価値が宿るということです。

・ディズニーランドと他のテーマパークはいったい何が「ちがう」のか?

・同期の中で大してモテてないのに美女や高嶺の花にやたらとモテるアイツは他の奴と何が違うのか?

これ、ぜひ考えて自分に取り入れてみてほしいなと思います。

 

異性にモテるにせよ、売れるビジネスにせよ「違い」がなければ視界にすら入らずに「その他大勢と同じ」という烙印を押されて終了します。

異性関係にせよマーケティングにせよ、そもそも内容動向以前に「認知すらされてない」というのが本当の問題だったりするので。

 

選ばれない、シカトされてる、興味を持たれてない。

これはマーケティングの失敗ですし、

モテる美人JKギャルに「ないな」とジャッジされてしまっているわけです。

 

というわけで、「違いを出す」というのがすごく大事だよ、というお話でした。

 

マンガの本編も読みながらぜひあれこれ考えてみるとおもしろいと思います。

 

ぶっちゃけ僕は、このマンガにハマりました(笑)。

「あぁ、こういうの経験してみたかったぁぁぁぁ!」という男の夢を描写するのがすごい卓越してます。

 

もっと青春しとけばよかったー!と後悔してます。

 

では

ABOUTこの記事をかいた人

1日14時間労働、休みなしで28日間ぶっ続けで働く鬼ブラック環境に揉まれた先で勢いで決行した旅先の景色に心が震えるほど感動し号泣。そこから旅する生き方を模索し始める。場所にも時間にも縛られずPC1台で働く生き方に憧れ起業。

お金・知識・人脈ゼロから起業し、趣味、学習系、健康系、コンプレックス系問わずオウンドメディアを構築し独自コンテンツ販売経験あり。(趣味からスタートした1つのメディアではありがたいことにメルマガ読者3000人突破。)

知り合いからは「お前はロマンチストとリアリストの2面性を持った凡人の顔した狂人」と言われる。

理想の生き方は「旅するモノ書き」

旅して景色を見て世界が広がるような刺激を受けたり、カフェでコーヒ片手にのんびり読書するのが至福の時間。己の頭に投資した知識をフル活用してビジネスの成果が出たり、現実が変わり始める瞬間はアドレナリンドバドバ。

飛行機に乗って海外旅行先に到着する頃に6万円の報酬通知で飛行機代がペイされているのを見た時、自分の中の労働価値観が完全に崩壊する。

Webマーケティングの相談を受けた人たちからは「らいあんさん個人のブログとかはやってないんですか?メルマガ書いてほしいです!というか書いてください!」と急かされ続けるも散々渋る。

ようやく重い腰を上げ、個人が自由な人生を手に入れるための知識や戦略をブログ・メルマガで配信中。

【もっと詳しく僕のことを知りたい人はココをクリック】