どうも、らいあんです。
僕の仕事は「書く」ことだけで完結しています。
パソコンひとつあればどこでも仕事ができるので、あちこち旅行したり、大好きなコーヒーを片手にカフェでパソコンを開いて作業をしたりして仕事をしています。
ネット上に文章を送り出すことでモノが売れる時代になったので本当にいい時代になったなぁ、と。
ただ、ココだけの話。
文章でモノが売れるようになったのは、ゼロから文章を始めてだいたい2ヶ月ちょい。
読書感想文も苦手なレベルだったんですけど関係なかったです。
当時は大学の講義を受けながら、国家試験の勉強もしつつ、週6日のバイト。
その合間をぬって取り組んでいたのでぶっちゃけ本気で取り組めば2週間もいらないと思います。
そんなわけで、どうやってモノが売れる文章を上達させていったのか。その方法をちょこっとシェアします。
別に文章にセンスなんていらない。
まず大事なこと。
文章にセンスはいらない。
コレ、意外だと思います。
文章センスとか必要ないです。なくても人から反応を取れる文章を書くことができれば文章でモノを売れるようになります。
むしろ洗練された表現とかはかえって反応を下げます。
なぜかというと文章を読むのが目的じゃないから。当たり前なんですけど。文章を読みたくてブログを読んだりする人なんていません。
何か解決したい悩みがあって検索したり情報を収集するわけです。
なので文章センスよりも大事なのは相手を知ること。そしてその人の悩みを解決すること。コレです。
何度も言いますけど別に洗練された文章を求めている人なんてまずいません。
人はなぜ検索するのか?なぜブログにやってくるのか?なぜ、Twitterを読むのか?なぜ、YouTubeで動画を開くのか?
という目的を考えないと一生誰にも見向きされないブログになります。
そういう大事な視点を無視してただひたすら己の自己満でブログを書いて誰にも見向きされずに「なんで稼げないんだ!」と悩んでいるブログやメディアがたくさんありますよね。
「いい文章が書けた」とか。
マジでどーでもいい。
求めてるのはそこじゃない。
なのでむしろ、何時間も練って考えた文章よりも、勢いに任せて書いた下手くそで荒削りな方が「リアリティがあっていい」と言われて反応が上がることもあります。
文章で食っていく程度ならセンスはいらない。
大事なのは文章を読む人の目的を考えること。
例えば今お読みいただいているこの文章も、どんな目的を持った人がやってくるのかを意識しつつ書いてます。
反応が取れモノが売れる文章とは?
じゃあまず、売れる文章ってどんな文章なのか考えてみましょう。
読まれる文章とはどんな文章?
たとえば今、あなたはなんでこの文章を読んでいるんでしょうか?
おそらく「文章を書いて食っていく方法が知りたい」だと思います。
しかも「文章がヘタなところか売れる文章が書けるようになるまでにやったこと」が聞きたい。
だと思います。
僕も今それをお伝えするためにこうして文章を書いています。
ホラ、どうでしょうか?
読まれる文章はなんなのか?
あなたは今それを体感しているはずです。
そうです。読み手の「得」が書かれている文章ですね。
たとえば。
「大人になってから勉強時間が減って、読書する時間がない。でも最近転職を考え始めて、自分の市場価値を上げるためにスキルを磨こうと考えた」
という人に向けて
「忙しい社会人へ。短期間で自分の市場価値を引き上げた勉強法」
を書くのとかどうでしょうか?
「お、俺のことか?」と思った人は読んでくれそうですよね。
そうです。
「誰にとっての得なのか?」が意識されたコンテンツは読まれます。
内容ももちろん大事です。
が、作る前の段階でほぼ決まります。
「誰」の「どんな得」になるコンテンツなのか。
それを考えて書かれた文章は読まれる可能性が上がります。
なので、読まれる文章とは根本的に言えば
「読み手にとっての得が含まれている文章」
ということですね。
つまらない文章とはどんな文章か?
では逆に、見向きされない文章とは何か?
もうお分かりですね。さっきの逆です。
得がないつまらない文章
コレです。
最近、とある書評ブログ記事を読んだんです。
で、淡々と本の内容を引用して「よかった、すごかった」というコメントだけ残している記事がありました。
逆に中身がスカスカ過ぎて読んでしまったんですが、もう今は何を書かれていたのかすらも思い出せません。
文字通り「記憶に残らない内容ほどつまらない内容」だったわけです。
しかもそんなペースでそのブログに何百記事とあってゾッとしました。
独りよがりで何を言っているのかわからない。
誰に向かって話しているかもわからないメモみたいな記事。
それをただ淡々と何百回も書き連ねていました。
もしちょっとでも読み手の得を意識できていたら…。
おそらく読書好きの読者は興味を持ってくれただろうな、と。
ひとりよがりの文章なんかに誰も興味を持ちません。
読み手の得を意識していない文章には誰も見向きしません。
コレを意識しておかないと何百、何千、何万記事書こうが誰に読まれることのないネット上に漂うゴミになります。
つまらない文章を売れる文章にする事例
というわけで、売れる文章の大枠をお伝えしました。
「読み手にとって得がある」でしたよね?
じゃあ「見向きもされない文章」を「読まれ、売れる文章」にするには?と考えてみましょう。
じゃあたとえばこれ。
「湯布院の温泉に行ってきました!」という日記ブログ。
アメブロで探せば似たようなものがいっぱい出てきそうですよね。
これを「読み手にとっての得」のある内容にするには?
ここでやってしまいがちなのが、ひたすら温泉の情報を載せてしまうパターンです。
温泉の効能とか歴史とかそういう情報を書く。
もちろんそういう情報を求める人もいるんですがそれだと「別にその人じゃなくても書けるコンテンツ」になります。
温泉の効能なんて調べれば誰でもかける。
当然もっと詳しく書く人が人気が出るだけ。
そうではなくて「あなたなりの価値」を付加するんです。
たとえばカンタンなのがストーリーを加えること。
別に壮大な物語でなくてもいい。エピソードでいいんです。
「温泉の横にあった売店で飲んだイチゴ牛乳が美味しい。やっぱり風呂上がりはイチゴ牛乳ですよね!」みたいなことでもいい。
それをどうやって読み手の得に変換するのか?
たとえばそこから「風呂上がりに牛乳を飲む健康的メリット」を語ってもよさそうですよね。実は血圧を下げてくれる効果があるとか、肌に潤いをくれる、とか。(調べたわけではないので思いつきですよ。)
…え、そんなのこじつけじゃないかって?
その通りです。
ですが、他のありきたりな温泉情報、温泉日記ブログとの「ちがい」を読み手は体感するわけです。
こんな感じで「ありきたりでくそつまらない温泉日記」ですらも「読み手にとっての得」という視点があれば立派なコンテンツになります。
まぁ、そもそも「読み手に何を言いたいかもわからない日記」をむりやりどうこうするのが遠回りなんですが。
だったら最初から「温泉での経験」を「読み手の得にするなら?」と考えてコンテンツを考えればいいわけで。
・温泉好きな人向けに語るなら湯船に入る前と後のちがいを感覚的に伝えるのはどうだろう?
・湯布院に来た人向けに観光場所としておすすめするのはどうだろう?
・旅好きに向けて温泉の魅力を語るのはどうだろう?
とか考えてみるわけです。
もうこの時点で「温泉入った。めっちゃよかった!」という小学生の日記とは根本的に違いますよね。
何度も言います。
大事なのは「誰にとっての得」なのかを考えることです。
「誰に向けて」
「どんな得を語るのか?」
このブログ記事もまさにそれを常に念頭におきながら書いてます。
短期間で反応が取れるレベルに文章を上達させる方法
ここまでは売れる文章・反応が上がる文章の考え方についてお伝えしました。
ここからはどうやってそういう文章を書けるようにしていったのかという過程をシェアしようかなと。
人間は模倣によって習得する生き物
結論、マネです。マネが最強。
たとえばヘタクソな文字を書く人がどうやってキレイな美文字を書けるようになるのか?
「美しい文字」を知って
それを何度も何度も書いたから。
そうやって始めて身につく。
わけですよね。
ユーキャンのペン字講座とか取り寄せてみればわかりますけど、極端な話「美しい文字を徹底的にマネして練習する」からできるようになります。
いわば「美しい文字という型」を知りそれをひたすら鍛錬する。
そうやってようやく身につく。
それと同じことを文章でやればいい。
つまり、「反応が取れる文章」を知り、マネして練習する。
ぶっちゃけコレだけを意識してきただけです。
もちろん、文章作成の本とかも読んだんですけど結局自分が「この人の文章いいな」と思った物を徹底的に学んでマネしてきただけです。
「売れる文章」を知って、学んで、アウトプットする。
コレをひたすら繰り返してきました。
そのおかげで、パソコンで打ち込んだ文章からモノが売れて収益を上げられるようになりました。
実際にやっていた文章を上達させる方法
優れたお手本を見て、学び、分析し、マネし、取り込んでいく。
この流れをひたすらやり続けました。
いちばんカンタンなのは音読。
これは文章ではなくしゃべり方の練習に近いですがマジで身に付きます。
一時期、大学生になりたての頃にモテたいと思って、ひたすら「モテている人のしゃべり方」をマネしてしゃべり続けました。
すると、その人の落ち着いた堂々とした話し方、説得力のある間の取り方、言葉の選び方が身について、女性と話しているだけで相手の反応が今までと違ったんです。
今までだったら「へぇ、ふ〜ん、あっそ」みたいな感じだったのが。
「こんなに人に自分のことを話したのは初めて…」と色っぽい反応に。
(なんでオマエが話すはずなのに相手がしゃべってるんだよ、というのは置いておきます。)
つまり僕は、「しゃべり方」をひたすらマネしていく中で、モテる男の「しゃべり方」だけじゃなくて、考え方とか自分との小さな違いが埋まっていったわけです。
いわば「モテる男」の感覚をわずかでもマネできていたわけです。
売れる文章も同じです。
売れる文章を音読して読み上げ続ければ「売れる文章の感覚」が身についていきます。
どういう言葉を選べばいいのかとかが分かってくるようになります。
なのでいちばんオススメなのは音読。声に出して読む。
10分とかタイマーで測って「お手本」の文章を読み上げてみてください。
自分との違いがどんどん埋まって、やればやるほど売れる文章が身についていきます。
ぶっちゃけやったのはほぼコレです。
文章について勉強するとか文字を書き写すとかもありますけど、いちばん大事なのは「売れる文章の感覚」を手に入れることです。
すべてはコレのためにやる。
ただただ文章を書き写すことが目的になっている人とかもいます。
けど、それ意味あるのかな?と。
その文章を「書く意識」を持って書き写すなら意味あるかもしれませんが。
ダラダラと作業みたいに書き写しても…と思ってしまいます。
だったら音読の方が早いし何回もできるくない?
と。
大事なのは「マネ」してお手本の感覚を習得していくことです。
マジでこれに尽きます。
・売れる文章は「読み手の得」を意識する
・売れる文章を音読してマネして感覚を吸収すること
です。