どうも、らいあんです。
今回はかなり勢いで書いていきます。
僕自身、元バーテンダー見習いです。
とあるホテルのバーでマスターと一緒に働いていた時期があります。
もちろん見習い程度だったので大したことはやらせてもらえませんでしたけど。
お店が暇な時はお酒を作らせてもらえたり、ちょっとした豆知識を教えてもらえたり。
あと、ワインの飲み方とか注ぎ方とか徹底的に叩き込まれました。
多分、今でもやれって言われたら一瞬でできる自信があります。体が覚えているので。
で、思うのは
バーテンダーほどブログの情報発信に向いた職業はない
だろ、という話。
バーテンダーが情報発信すれば人気出るだろうし、お店の集客にもつながるだろうし、個人レベルでもビジネスになるぐらいの規模にできるだろうな、と。
というのもバーって色んな人の情報が集まる場所だからです。
すなわち、「人の悩み解決の宝箱」みたいな場所なんですよね。
僕がちょっと働いていた間だけでも色んなお客さんの話を聞きました。
もちろんグチもあったり、悩みを聞いて欲しいだけだったりもするんですけど。
いわば人生についての悩みばっかりなんですよね。
で、話を聞きながら「こういうこともあるみたいですよ?」と少し考え方が変わるようなことを伝えると「キミ!若いのにやるねぇ!」と言われていたのを覚えています。
別に解決策なんて求めていないんですよ。
けれど、誰かに聞いてほしい。
ゆったりとお酒を味わいながらあんなことやこんなことを吐き出せる相手が欲しい。
成功者ほど孤独って言いますからね。
経営者とか、裕福な人とか、モデルの人とか、割とこう「日常の中で出会えないような人」とかもよく見かけました。
僕は店員ですから普通に話せる立場にあるわけです。
なんなら「どうにかして元気になってもらえないか?」と考えてこっそりマスターにアイデアをもらってちょっとした料理を振る舞ったり。
ただお酒をつくるだけじゃない深い人情の世界がバーテンダーです。
で、現代ってそういう悩みを持つ人めちゃくちゃ多いじゃないですか。
仕事の悩み、恋愛の悩み、人間関係の悩み、色々あると思うんです。
で、それを解決とまではいかないけれど「こういう考え方も、あるみたいですよ?」と示してあげられる職業ってなかなかないと思ったんです。
そういう現代の悩みを持つ人に光を灯すことができる分野の人がバーテンダーだと思うんですよね。
実際、僕が働いていたバーのマスターはものすごい人気がありました。
落ち着いていて渋い雰囲気、いつもニコニコしているけれど、ハッとさせられるようなことを言ってくれる。
もちろん辛い時には寄り添ってくれる。
僕自身、めちゃくちゃ尊敬する人です。
で、これは日本各地のいくつかのバーに行って感じるんですけど、人気のあるバーってマスターの人間性がめちゃくちゃ優れているんですよね。
もちろんお客はお酒を飲みにくるんですけど。それ以上にマスターと話すためにきている、みたいな。
常連さんはみんなマスターと話すために来てる、みたいな空間。
僕も旅している時に滞在中何度も足を運んだバーとかもあります。
で、お酒もそうなんですけど、その空間にいることが心地良い。
今こうして情報発信する立場になって思うんですけど、バーテンダーがブログ書いたら絶対人気出るだろうな、って。
YouTubeでダラダラ雑談するのも良いと思うんですよ。
話を聞いたり、シェアしたり。
そういうコミュニケーションを意識しながらお酒を楽しむ時間を配信しても面白そう。
なぜなら、バーのマスターに人気が集まるから。
その過程でおすすめのワインとかチーズとかちょっとしたお高めのおつまみとか紹介していけば良いんですよ。
そうしたらちょっとした小遣いにもなります。
で、それを通じてまたおすすめのお酒とかおつまみを買って宣伝してみたり。
そうやって再投資を繰り返せるようになるわけです。
いわばプライベートでお酒を飲むついでにYouTubeで配信すれば、コミュニティが生まれて繁栄できるかもしれないわけです。
同じようにワインとかお酒とかおつまみとかちょっとした料理とかに興味がある人たちが集まってくれるわけで。
いつのまにか毎週金曜日が「みんなで集まって飲みながらダラダラ語り合う時間」になったりするかもしれない。
週1でも十分だと思います。
むしろその方が気楽に足を運んでくれる人がいそうですし。
別に毎日毎日やらなくてもいい。
週に3日とかでもいい。
なんならみんなのリラックスしている華金だけに絞って配信して「みんなでゆったりお酒とおつまみを楽しみませんか」みたいな感じでもいい。
普段の仕事の雰囲気とは違うプライベートなバーのマスターの雰囲気を味わえるという隠れ家的な雰囲気も出せたりする、みたいな。
まぁ、間違いなく人気出ると思うんですよね。
それをTwitter、ブログ、YouTubeを利用して発信していれば「そのマスターにはどこに行けば会えるの?」みたいなファンも生まれるはずです。
じゃあ、その人たちがブログやYouTubeをキッカケに知ってくれて、興味を持ってくれて、実際にお店に足を運んでくれれば?
お店の集客にも繋がるじゃないですか。
別に気合を入れて発信しなくても、仕事の合間、プライベートでお酒を楽しむついでに発信する、みたいな感じで。
僕だったらそういうバーに行きたいと思いますけどね。
だって、行ったら絶対楽しそうっていうイメージが浮かびますから。
お店に足を運ぶ前からファンになってるわけですから。
実際そんな感じで、東北のとある居酒屋に足を運んだことがあります。
居酒屋のオーナーがブログを書いていて、美味しそうな料理とかお酒の楽しみ方とかを紹介していて、「こんな人がやっている居酒屋とか絶対美味しいでしょ」と足を運びました。
絶対、また足を運ぶと思います。
バーテンダーがブログで収益化するなら、悩み解決をメインにする
もし僕がバーテンダーならコンテンツは人生のお悩み解決メインですかね。
お客さんから直接受けた話を、プライベートな部分は隠しつつ発信する。
もしくはリサーチして出てきた悩みに回答していく感じにする。
バーテンダーならではの視点から解決した内容を発信する。
で、その最後にオススメのお酒とかその気分にあったカクテルでも紹介すればいい。
こう、なんといいますか。
ブログを読んでいるはずなのに、バーに来ているような気持ちになれるブログを目指して発信していくわけです。
悩みがあって、たまたま見つけたバーになんとなく足を運んで、お酒をチビチビと飲みながら、バーのマスターと話していると、自然と悩みを話していたりして、話を聞いてもらっているうちに気分がスッキリ。みたいな。
だから文章の内容も、堅苦しい感じから外れること。
お客さんと淡々と会話をしているような雰囲気にしていけばいい。
そういうブログがあったら間違いなく目に留まるはずなんですよ。
いわば、経験を活かした視点から情報発信するわけです。
これがその個人の情報発信における強み、色になります。
これやってる人ほとんどいないのでチャンスだと思うんですけどね。
人生の悩みなんて人の数だけある。
そのひとつひとつをコンテンツ化していけば間違いなく集客できます。
で、悩みを調べてやってきた人が「おすすめのワインとおつまみで気分をリラックスしませんか?」とオファーされれば「それもありかもな」となって気分を変えられたらそれは価値提供になるわけで。
別に論理立てて「あなたの悩みの解決策はこうです!」だけじゃなくてもいいんですよ。
価値提供の仕方なんて腐るほどある。
料理やお酒で気分をリフレッシュできればそれもまた立派な解決策のひとつなわけですから。
それで明日も元気にやっていけたら大成功じゃないですか。
そんな感じで、もしバーテンダーがブログを使って収益化を目指すなら、まず大前提、集客源は人生の悩みとかにしますかね。
Googleで検索してもらえれば分かるんですけど、みんな同じようなことを同じように言ってるだけのブログばかりなので。
その中で「バーテンダーの視点から語る人生論」を通じて解決策が提示されていれば、目立ちますし興味を持つ人は必ず生まれます。
特に、バーテンダーって人の話を聞く側に徹することができる人ばかりなので、すごく悩みのこととかを分かってあげられる人が多いんですよ。
そういう「私の気持ちをわかってくれる人」が書いたコンテンツは自然と人気が生まれてくると思うんですけどね。
なので、文章だからといって結局はコミュニケーションですから。
そういう視点を持ってブログを書けば、人気出ますし。
人気が出たついでにワインとかおつまみとか紹介すればいい。
もしくはお店の宣伝でもすれば良いのに、と思ってしまいます。
一度コンテンツを出しておけば、後は勝手に読んでくれる人が増えてくれるわけですから。
一度書いたコンテンツが資産になってお客を集めてくれるっていうのを知らない人が多すぎてもったいないなと思ってしまいます。
飲食店のブログはもったいない情報発信ばかり
なので毎回あちこちの店に行くたびに思うんですけど、もったいない情報発信してるところがすごく多い。
「桜がきれいですね」とかどうでもいい。
「今日は新雪でした」みたいな日記もいらない。
そんなことよりもこう「お、このお店よさそう。行ってみたい」と思ってもらえるような発信をしなきゃめちゃくちゃもったいないな、と。
もちろんお店のオススメメニューを撮ってアップするのも良いけれど、それ以上に「どういうところがオススメなのか?」をコンテンツにする。
その役割を担うのが文章コンテンツなわけで。
だって、そのブログを読む人って「そのお店に行ってみようか迷っている人」じゃないですか。
そのお店に足を運ぶか悩んでいる人の背中を押すようなコンテンツを書いていけば、もはや集客しなくても勝手にブログを読んだ人がお店にやってきてくれるようになる。
これ、どの分野の情報発信においても言えることです。
わざわざバカ高い広告費を払わなくても、ブログをみた人がやってきてくれる、みたいな。
しかも、やってくる前からブログを隅々まで読んでくれてファンになってる。
ブログをネタに話が弾んでさらにファンになってくれる。
「あのお店、よかったよ」と口コミも広がるかもしれない。
そんな感じで情報発信の集客力ってバカにできないと思うんですけどね。
みんなテキトーな情報発信して日記書いたり誰に向けて書いているのかもよくわからないものを書いているので、本当にもったいないなと思ってしまいます。
ちゃんと相手の視点に立ってブログ書いてYouTubeで発信すれば、
わざわざビラ配りなんかするよりもよっぽど集客力があって24時間365日稼働してくれる集客マシーンになる可能性があるのに。
バーテンダーのブログは唯一無二の価値になる可能性がある
結局言いたいのはコレです。
バーテンダーのブログって個性を活かせば、誰にも真似できないポジションに立てるわけです。
「個性を活かし、誰にも真似できないポジションを獲得する」
自分の人生経験という色を打ち出していくことでこれが可能になっていきます。
たとえば、みんなが同じように「おすすめのワイン」をコンテンツにするとしても「独自の視点」から語れるわけじゃないですか。
「辛口のワインとこういう料理を合わせるとより美味しくお楽しみいただけますよ」とか。
普段の料理にワインを合わせてちょっとオシャレな料理を味わえたりとかしたら、それって立派な価値提供じゃないですか?
何の変哲もない日々の中に彩りが生まれる。
これって人の価値につながってますよね。
料理では肉に赤ワイン、魚に白ワインは基本だったりするんですけど。
そういう「知っておくとさらに美味しく味わえる知識」とかも豊富なわけで。
それを発揮せずにどっかのコピペみたいなただのワインランキングのコンテンツを書いているメディアを見るとちょっと悲しい気持ちになってしまいます。
ほんのちょっと工夫すれば人気出るだろうに…と。
別にバーテンダーに限らず、色んな職業でも言えることなんですよ。
個性や経験を活かすことで誰にも真似されない自分だけのポジションを築き上げることができる。
スタバの店員さんでもいい、個人経営の居酒屋でもいい、イタリアンレストランでもいい、ワインバレーのブログでもいい。
情報発信をしていれば向こうから勝手にお客さんがやってくるような仕組みを作れるのに、それに手を出さず、テキトーに発信しているただの日記ブログばっかりなので、この分野はまだまだチャンスばかりだなと感じますね。
…とまぁ、こんな感じで。情報発信という分野に取り組んでいる人はチャンスはまだまだ存在するよ、というお話でした。
情報発信しても集客できなくて必死なところなんて本当に腐るほどあるので。
結局広告頼りにしてしまって広告費をドブに捨ててるところか腐るほどあります。
情報発信の可能性を知っていれば、ほったらかしでもお客が来るのになぁ、と思ったりしてしまいます。
P.S.
…とこんな感じのことをお気に入りのバーの帰り道で思いました。
リアルビジネスだろうがインターネットと掛け合わせれば経営の強靭性は跳ね上がりますから。