どうも、らいあんです。
世界一周とか、毎月旅行に行っている人たちのブログを見て思うのは
「あー、これほんのちょっと工夫したら一生旅して生きていけるぐらい収益伸ばせるだろうに…」
という感想。
数年かけて何百記事を積み上げていて。
便利な記事、役立つ内容ばかり。
たしかに便利だけれどうーん。
一言でいえば「もう2度とこのブログには来ないでしょうね」という感じ。
そんなブログとかYouTubeチャンネルばかりでもったいない。あとひと工夫加えれば自由への扉は音を立てて開くかもしれないのに…。
旅ブログでアクセス収益よりも物語に力を入れるのはどうだろう?
旅ブログで稼げないと悩む人たちが陥るのは「便利な記事とか書かなきゃアクセス来ないしやっていけない」という強烈なまでの思い込み。
ここに囚われると一瞬でただ便利なだけの機能的価値のブログが出来上がってしまう。
脳に汗をかいて旅した経験をベースに1記事何時間もかけて記事書いているのにまったくブログが読まれない人はこのタイプ。これがほとんどの売れていないブログパターン。
多分、勉強はしているんだと思う。
「役立つ記事を書きましょう」を忠実に実行している。
それ自体、とても素晴らしいし優秀だと思う。
ただ、ブログ内がただひたすら旅の便利グッズとかマイルの情報とかお得情報で埋まっていく。
これだとブログ内を循環してもらえない。
なぜなら「解決したらもう用済み」だから。
けれどじゃあ?
お役立ち情報とかお得情報を捨てると今度はイマイチ儲からないというジレンマ。
本当は旅の話とかエピソードとか腐るほどある。けど、どうすればそれを使ってアクセスにつながるのかがよくわからない。
で、役立ち記事を書いてアクセス自体は増えるけれど、一生「〇〇 便利!」みたいなコンテンツを書き続けるわけで。
自分は旅の便利情報を伝えるために旅しているのか、それとも旅するのを通じて発信しているのか、どっちだろうな、
っていうお話だよね。
同じようで微妙に違う。
ブツブツひとり語りよりもエンターテイナーに振り切る
逆にSEOを斬り捨てて淡々と旅の感想をまとめているブログもよく見る。
これ、すごくもったいないなって。
もしかしたら溢れるほどの人たちに読んでもらって、毎日のようにファンが生まれて、「もっとお話が聞きたいです!」と向こうからせがまれるようになるかもしれないのに。
コレは旅人同士ならあるあるだけど、旅のエピソードトークほどメシがおいしくなるものはない。
比喩とかじゃなくて、旅人同士の人生経験エピソードはご飯が進む会話ネタになる。
それにみんなどこかのタイミングで必ずぶっ飛んだ経験をする。
- タイの空港で荷物をロストして旅が終了しかけた話
- 治安の悪いところを歩いてしまい、腕時計ごと腕をちぎられそうになった話
- ローカルフードに挑戦したら味が合わなさすぎて3日間味覚が消えた話
- モデルみたいな北欧美女だと思ったらイケメンの男でしかもめちゃめちゃアプローチされるほど好かれた話
うーん、これだけでも聞いてみたいし読んでみたいってなる。
「え?そんなことあるの!?嘘でしょ!?」みたいな経験をするのが旅の醍醐味。
そうやって旅の魅力に気づいて旅する人が生まれれば、もっと人生楽しめる人も増える。
ましてや毎日家と職場の往復でクソつまらない退屈の毎日に飽き飽きしていて「海外に行きたい」とか「旅したい」とウズウズしている人はこういう話に飢えている。
重要なのは「自分視点」ではなくて「相手視点」に立って考えてみること。
「コレ話したらおもろいんじゃなかろうか」と考えてみる。
ひとり語りじゃなくてエンターテイナーになるという視点。
どうすれば楽しんでもらえるだろうか?と考えてみる。
そしたら旅のトラブルですらも笑い話になるしネタにもなる。
今まで聞いていちばんやばかったトラブル話は、
風光明媚な国で農業体験しようとして伐採体験にチャレンジしたら、
チェーンソーで自分の足ごと切り落としかけた話
とかかな。
めちゃめちゃ頑丈な作業服?ジーンズ?のおかげで足は切れずに済んだけど、足からドバーッてすごい血が出たらしい。
「マジで死にかけたから!」
とかゲラゲラ笑いながら話してくれたのが印象的だった。
感情が動いた瞬間を書き留めておく
で、重要なのは人にウケる話って大体「感情が動いた瞬間」だということ。
淡々と旅を語ってもつまらない。
重要なのは自分の心がグッと動いた瞬間をメモしておくこと。
絶景を見て感動したとか、
トラブルでめちゃめちゃ不安になったとか、
人の温かみに触れてなんだか嬉しい気持ちになったとか、
理不尽な文化にイライラしたとか。
必ず「感情が動いた瞬間」っていうのはブログネタになる。
ちなみにこれ、旅のテーマに限らず全部で同じ。文字通り「感動」した瞬間をコンテンツ化するとほぼ例外なく人を磁石のように惹きつける。
- 勉強で「テスト勉強頑張ったのにまったく点数が上がらなくてクソっ!」となった瞬間とか。
- 仕事で上司に理不尽な仕事を押し付けられてイライライライライラ、とかもそう。
それをグチとか不満にするんじゃなくて「どうやったらコンテンツとして提供できるだろうか?」と考える。
例えば僕のこのコンテンツも普通だったら、愚痴とか不平不満をつらつら述べるだけで終わってもおかしくない。
でも、じゃあ読んだ人にどうしたら活かしてもらえるだろうか?と考えてこんな感じのコンテンツにした。
まぁ、人の失敗話っておもしろいからね。
人の不幸は蜜の味っていうし。
で、収益より物語とか人間味に力を入れるとファンができる。
「こんなハチャメチャな旅を経験している人の話、絶対おもろい!」
ってなってファンができる。
逆に自分では平凡に感じる旅だとしても、その旅をイメージが浮かぶぐらい繊細に描写して、
思ったことや感じたことを発信することで
「旅先で感じたことをここまで鮮明に言語化しててステキ」
とファンが生まれる。
それを大事にする。
そういうファンを産むようなコンテンツを重視して執筆していく。
しかも旅なんて人間が一生かけてもやり尽くせないテーマなのだから。
「自分の旅程度の話なんて…」とか卑下せずにぶっちゃければいい。
その旅を通じて何を感じ、どう思ったのか、というのはその人しかない経験だから。そこから得た教訓でもいい。
あなたの人生というのはあなただけのオリジナルコンテンツになり得る可能性を秘めている。
そうやって「旅」というテーマひとつとっても考え方を少し変えるだけで
「一度訪れたら2度と見向きされないブログ」
になるのかそれとも
「次!次の話を聞かせてください!」
と求められるようになるのかが決まる。
いわゆる「その人のブログだから読んでみたい」という状態が完成する。
ここまで来ればぶっちゃけアクセス重視しなくてもマネタイズする道は腐るほど考えられたりする。
Googleアップデートでブログがブッ飛ぼうがブックマークされてて、またゼロから復活できるかもしれない。
脳死してアクセスを集める無機質な投稿ではなく、
感動した固定ファンができるのを目標にする。
ここをゴールにしたコンテンツを執筆する意識を持つだけでもだいぶ変わってくる。
旅ブログで稼げないのはSEOに囚われているから
僕もコレは勘違いしていた。
SEOはあくまで手段であって目的ではないということ。
SEOを意識するのはあくまで「自分と読み手をつなげる橋」を架けるようなもの。
書くからにはまず見つけてもらわなければ話にならない。
コンテンツを増やすという意味でもそうだし、できる限り効率的に目に留めてもらうという意味でもそう。
インターネットという壮大な海原で、あなたという小さな小さな孤島に辿り着いてもらうためには?
その見つけてもらうための工夫がSEOみたいなもの。
いわば最低限のマナー。
いきなりブログに「インドでウンコしたら紙がなくてパニックになった話」とかしても誰も読みたがらない。
いや、一部の人は読むだろうけど、それだとインパクトが足りない。
だから誰向けに話すのか?とかを考える。
たとえばこれからインドに留学したい人向けでもいい。
それに関連するキーワード上にこういうおもろエピソードをひとつポンっと挟んでおく。
そうするとファンになるきっかけになる。
淡々と「留学する上での注意事項」みたいなのを話されるよりも、エピソードを通じて「インドのトイレ事情」を教えられた方がおもしろい。
だから、SEOはあくまで手段であって目的ではないという話。
SEOを意識しまくるブログがつまらなくなるのは「SEOしていれば儲かる」みたいな幻想に囚われているから。
重要なのはその先。集めたアクセスをどうするのか、という話であって、SEOが全てではない。
そう考えると結局SEOというよりも「人を見る」というのが本質に近いな、と。
特に日本語のGoogle検索結果は割と異常。
競合の激しいキーワードになるとみーんな同じようなことを同じように並べて同じように語っている。
マジであの中に足突っ込んで必死になって記事を書き続けていたらと思うとゾッとする。
同じ激戦区キーワードにアリのように群がり、バッタバッタと競争に敗れ倒れていく。
あとは誰がいちばん分かりやすいか、詳しいか、権威性があるか、文字数が多いか、有名か、みたいなどんぐりの背比べになる。
わざわざそんな血みどろで戦わなくても、しっかり「誰に向かって話すのか?」と考えれば自然と人は集まるよというお話ですね。
まぁ、僕自身も一時期SEOに囚われて機能的価値ゴリ押しメディアを立ち上げていた経験があるので人のこと言えませんけど。オススメはしません。
早く食ってけるレベルになりたいとか、自由になりたいとかなら尚更。
旅ブログでマネタイズする手段を広げてみる
多分、いちばん気になるのはココだと思う。
お役立ちコンテンツでもなくSEO 重視せずどうやってマネタイズすんの?という話。
結論から言えば、発想次第、みたいなところがある。
例えば世界のカフェ巡りを裏テーマにしつつ、自分自身コーヒーを学びながらそれを発信していって、コーヒー教室開いてもいいと思う。
今の時代ならネット上で映像を通じてセミナー開くぐらいだから教室ぐらいなら訳ない。
そしたら「旅が好き」でさらに「コーヒーが好き」という人が集まる。
ブログ内も基本的に「コーヒーの体験」とか「旅の経験」とか「旅を通じて感じたことや思ったこと」とか「その人の人生」をテーマに発信していく。
「旅」という大きなテーマながらそこに「コーヒー」を掛け合わせていくイメージ。
そうするとそれに合った人が集まるメディアに育っていく。
他にもたとえば語学なんて最高に相性がいい。
スペイン旅行が大好きすぎる人なら、スペイン語の講座も開いていけばいい。
実際に現地の人と会話する音声でも映像でも撮っておけばいい。
で、使った教材なり、おすすめの語学留学サイトでも紹介すればいい。
重要なのは「集めたアクセス」をどう応用するのか?という視点。
「ただただ大量にアクセスを集めるだけ」のアドセンスだとぶっちゃけかなり辛い。
それだけで食っていくとなると生半可なコンテンツ数ではやってけないし、Googleアップデートのたびに人生を振り回されるハメになる。
だから、別のマネタイズ手段を取っておく。
重要なのは「何を売るか」とかじゃなくて「相手は何を求めているのか」を考えてみること。
たとえば、世界を旅して得た経験を通じてハンドメイドアクセサリーに意味を込めて作る講座とかあったら、そういう分野が好きな人は興味持ちそう。
もしくは世界で集めてきた骨董品を紹介して販売したっていいと思う。
「自分だったら何が欲しいだろう」
「相手は何を求めているのだろう」
ここを深く追求していくこと。ここすごく大事。
旅ブログで稼ぐ上での土台はあくまで「人生というコンテンツ」
結局は、コンテンツが中心という話。
何を打ち出していくのか。
どういう視点で語っていくのか。
おもしろいコンテンツを出せるかどうか。
そう。おもしろい。これがすごく重要。
FUNNYでもいいしINTERESTINGでもいい。
「え?こんな経験できるの?すご!」という驚きを提供してもいいよね。
「私にはそんなのないです」とか散々言われるけどありますから。
オリラジのあっちゃんのYouTubeで聞いた話だけど。
とある離島の人たちは毎年めちゃめちゃデカいイカを釣り上げていた。
そこに住んでいる人たちからしたらそれが普通。
で、来た人たちが驚くからそれを島の魅力にしたらめちゃくちゃ観光客が増えた、みたいな話。
釣り好きはこういう情報がたまらないと思う。
大物を釣り上げたい。達成してみたいっていう欲が必ずあるからね。
ビジネスで成功したいとか、マッチョになってモテたい、とかも同じような感じ。男心をくすぐる要素があって、一気に化けたパターン。
で、これを個人レベルでも落とし込んでみればいっぱいある。
それをコンテンツとして打ち出していけばいいだけ。
難しく考えなくていい。
自分が普通の生き方をしているとしても、それは実は他の人からしたら普通じゃなかったりする。
コインの表と裏みたいな関係。
めちゃめちゃバリバリ働いて年収1000万ですみたいな人がお金はあるけど人生充実してない。
そんな人生に退屈している人が逆にそこまで年収はないけれど遊び人みたいな生き方している人のお酒の楽しみ方とか女遊びに触れて人生めちゃめちゃ変わる、みたいな。
これは極端な例かもしれないけど。
確かそんなストーリーを映画にしたのがあったな。タイトル思い出せないけど。
自分と同じような人に話すつもりじゃなくて「誰に伝えたらおもしろがってもらえるだろう?」みたいな視点を持つこと。
これがすごく重要。
で、どうやったらその人に届けられるか?を考えてみる。
「自分なんかに話せることないです…」って相談してくる人に質問していったらだいたい「…え?なんだって!?もう一回言ってもらっていい!?」みたいなとんでもないネタが潜んでいたりするから。
とにかくコンテンツが命ですよというお話ですね。
…えっと、どれだけ女性をいじるテクニックとかウケるトーク磨いても中身に魅力がなくて薄っぺらかったら美女にはモテませんよ!というお話です!